2018年2月7日水曜日

ねこ流ガイディング

皆さま、こんにちは。ねこです。
ここのところ、通訳ガイドの皆さんや
通訳ガイドを目指す皆さんと
お話しする機会が多かったので、
ねこ流ガイディングについて
ちょっとお話ししようと思います。

ねこは今、*FITと呼ばれる
個人旅行のお客様を中心に
観光のご案内をしています。

*FIT:foreign independent travel / foreign independent tour / foreign individual tourist

団体のバスツアーよりも気楽だと
思われがちですが、
ご夫婦やご家族だけで
1人のガイドを雇う方たちというのは
いわゆる富裕層なので、
その分、特別な心配りも必要になります。
実際にねこがやっていることを紹介しましょう。

<45分前到着>
都内在住の方は、もう少しゆっくりでも
大丈夫かもしれませんが、
埼玉県在住なので、
万が一、電車が止まった場合に備えて
おおよそ45分前に、
お客様のホテルに到着するようにしています。

45分前到着を目指して行動していれば、
車両に閉じ込められるなどの
よっぽどの事態にならないかぎり、
大抵、何らかの迂回ルートで
時間内にリカバリーできます。

順調に到着できた時は、
その日の観光ルートの
電車の運航状況などを確認し、
観光スポットの説明を見直します。

<ネームバッヂ着用>
ガイド証を首から提げてはいますが、
ガイド証の名前は、遠くからじゃ読めません。
最初に自己紹介をするものの
外国人の方たちにとっては
日本人の名前は、覚えにくいものです。
なので、いつも、はっきりと読めるバッヂを
胸につけています。

お客様が何度も名前で呼んでくれるようになったら、
「もう、外してもいいかしらね」と言って外します。

<気候への配慮>
前夜に日本に到着して、翌日すぐに
一日観光に参加されるお客様の場合、
外の気温などを把握できていないことがあります。
アメリカ人の場合は、摂氏ではなく華氏で
現在の気温をご案内して、
もし、必要があれば、
厚手のコートに着替えたり、
マフラーを取りにいったりなどの時間を取り
一日快適に過ごしてもらうよう心がけます。

また、特に寒い日には、
お会いした時にホッカイロを
プレゼントすることもあります。

<マスクの話>
日本に初めて来る方は、ほぼ全員、
「なんでこんなにたくさんの人が
マスクをしてるの?」と驚きます。
海外では、マスクをするのは
かなりの重病の人だけだからです。

人によっては、何か伝染病が
流行しているのかもしれないと警戒し、
薬局に消毒液を買いに奔走したりします。
なので、「日本人は予防のために
マスクをするのが好きなので
全員が病人というわけではないですよ」
という説明をする必要があります。

・風邪予防
・花粉症
・顔が温かいから
・乾燥を防ぐ
・お化粧が終わってない

この5つの理由を説明すると
皆さん、お化粧のところで
大笑いして、ちょっと和みます。

<健康状態確認>
体調に問題がないか、
サラッと確認しておきます。

足腰の弱い方がいないか
失礼にならないような聞き方で確認します。
Do you like walking?という
質問に対する反応で判断できます。

時差ボケがあるかどうかも聞き、
体がツラそうだったら、
歩く距離を減らして
座れる時間を長くするような
工夫をします。

歩くペースは、ホテルから歩き始める時に
お客様のペースを確認して、
なるべくその速度をキープします。

<コース概略説明>
時間に余裕がある時はロビーで、
急ぐ場合は電車の中で、
その日のコース概略を説明します。

事前にやり取りをしているお客様の場合は、
既にご希望のコースを聞いているので、
それが実際にどんな位置なのか、
英語マップを広げてお見せします。
(事前に印をつけておく)

当日、初めてお会いし、
そこで、ご希望を聞く場合は、
多少、時間をロスしても、
ロビーでコンサルティングをし、
極力、ご希望に沿うプランを
提案しています。
(そのために、日々、いっぱい
都内で遊び回っています)

<かんたん日本史>
最初の訪問地に到着する前に、
日本史紙芝居をやっています。
時間にして4分少々。
これをやっておくことで、
そのあとの説明が楽になります。
(いきなり徳川将軍や鎖国、
ペリー来航の話をしようとすると
唐突すぎてイマイチうまく伝わりません)

<エスカレーターの話>
エスカレーターの片側を空けることについて
「賛否両論がある」という情報も含め、
現状、都内では、左側に立つのが
主流になっているという話をします。

実は大阪だけが右側で、
名古屋、京都、広島、岡山は、
左側に立つという話をしても
面白いかもしれません。

ここで、車の左側通行の話になり、
馬や刀の話にまで発展することも。

<改札口と切符>
ツアー中、切符を利用することが多いので、
ICカード専用の改札口と
切符の入る改札口の見分け方を説明します。
また、海外では出札の時には
切符が不要なところが多いので
切符を紛失しがちです。
なので、改札に入るたびに
切符を回収し、出る時に渡します。
(あるいは、しっかり者のお母ちゃんがいる時は
お母ちゃんを切符係に任命します)

<アイコンタクトと方向指示>
基本的には、お客様を
先導するような形で歩きますが、
5~6人で話をしながら歩いていると
ガイドが後ろになることがあります。
その状態で、交差点にさしかかったり
改札を入ったりすると、
先頭を歩いているお客様は
必ずガイドを探します。

なので、こちらはアイコンタクトの準備をし
目が合った瞬間、進む方向を手で合図します。
これをするだけで、
「ちゃんと見ててくれてる」という
安心感を与えることができます。

<まずは最初の30分が勝負>
お客様は、それなりの金額を支払って
プライベートガイドを雇っているので、
自分が雇ったガイドが、
ちゃんとした知識を持った人なのか
確認したいと思うようです。
そのため、会ってから30分ぐらいは、
かなりいろいろ質問してくる人がいます。

なので、ホテルで会ってから
最初の訪問地までに目に入るもの、
そして、最初の訪問地で見かけるものについては
念入りに準備をしておきます。
例えば、浜離宮なら菰巻き(こもまき)や
雪吊(ゆきつり)については、
必ずと言っていいほど聞かれます。

このあたりをスラスラ答えておくと、
あとは安心するのか
あまり質問が飛んでこなくなります(笑)

予想外な質問が飛んできた時は、
「それって、すっごく面白い質問ね。
今まで誰も聞かなかったけど、
私も興味があるのですぐ調べるわ」と言って、
隙間の時間で調べて回答します。
(隙間の時間というのは、
お客様がトイレに行っていたり、
何かを熱心に見ていたりするタイミング)

<立ち止まって地図を見ない>
事前に訪問地が決まっている場合、
地図を見ずに歩けるように
下見の時点で練習しておきます
前夜に変更が入って、
下見が十分にできない場合は、
Googleストリートビューで、
3~4往復ぐらい「歩いて」
景色を頭にたたき込みます。

築地市場のように
小さなお店がいっぱいあって
場所を覚えきれない場合は、
どこで曲がるかの目印を
Evernoteに書き込んでおき、
チラッと見ます。

電車を降りた時に、
どっち方向に歩けば出口があるのかも
下見の時に確認しておきます。
確認ができない場合は、
ネットで駅構内図を見て、
おおよその方向を把握しておきます。

駅に着いてから、
何番出口から出たらいいのか
案内標識を見て確認するなんて
絶対やってはいけません。
その予習をすることも
ガイド料に含まれていると
考えるべきだと思います。

<理由まで説明する>
「鳥居が赤いのはなぜ?」
「芦ノ湖の片側だけ自然が残ってるのはなぜ?」
「明治神宮が国民に愛されたのはなぜ?」
「その大火事が起きた理由は?」
「その建物が取り壊された理由は?」
お客様は、いろいろと理由を知りたがります。

実際にお客様から聞かれ、調べて回答して
ちょっとずつ覚えていくしかないのですが、
ここでは、どんな「なぜ?」が
飛んでくるのかなと考えて予習をすると
多少は対策になるかもしれません。

<手水舎ではタオルを>
神社で手水舎の説明をし、
お客様が興味を持っているようなら、
実践してもらいます。
その際、ハンカチを持っている人は少ないので
すかさずハンドタオルを出して
手を拭けるようにしてあげると
とても喜ばれます。

木綿のハンカチだと、ベチャベチャになって、
お互いにあまり気持ちがよくないので、
少し大きめのハンドタオルがオススメです。

ちなみに、寺社仏閣の訪問が続く場合は、
「さっき清めたから、いいことにしましょうか(笑)」
と言ってスルーすることが多いです。

<小腹が空いたらチョコレート>
昼食時間がちょっと遅めになる場合、
お客様は少しお腹が空くかもしれません。
そんな時のために、
チョコレートを持ち歩いています。
電車に乗って、ちょっと暇になった瞬間や
列に並ばなくてはいけなくなった時などに
チョコレートをサッと出すと、
わりと喜んでもらえます。
(断られたことは、一度もないかも)

<待ち時間を待ち時間と思わせない工夫>
水上バスの乗船待ちや、
電車で15分以上移動する際、
いろいろネタを用意しています。

使いやすいのはプライベートの写真。
スマホで見せるよりも
プリントしてあるものを見せた方が
「ちゃんと用意してきてくれた」
という印象を与えることができます。

あとは、折り紙などもオススメです。
もちろん、待ち時間を使って、
次の訪問地の説明もします。

<トイレの案内>
清潔で快適なトイレの場所を把握しておいて、
「次の訪問地まで○○分だけど、
よかったら、ここにトイレありますよ」
と教えてあげるようにしています。

お客様を待たせて
ガイドだけがトイレに行くというのは
極力避けたいので、
お客様がトイレに行くタイミングで
なるべく一緒に行くようにしています。

<日本語ミニ講座>
旅行中使える日本語のフレーズを
日本語とローマ字と英語で書いて
そのプリントをお渡ししています。

「美味しかった」という言葉を教えて
お店を出る時に店員さんに言えるようにすると
ちょっとしたコミュニケーションが生まれて
お店の方もお客様も楽しい気分になるようです。

<電車の乗り方講座>
翌日以降、お客様が自分たちだけで
電車に乗ったりすることがあるようなら、
切符売り場の表示を英語に変える方法や
地下鉄路線図の見方、
駅番号のことなどを説明します。

ホテルに戻るまでの最後の1区間、
「さあ、何番線に行けばいいでしょう?」
などとクイズを出して練習してもらうと
ワクワク感が増し、自信もつくようです。

<翌日以降の観光アドバイス>
翌日以降の訪問地について、
何かオススメできることがあれば、
見どころやお店などを紹介します。

<祈る>
観光する日は、快晴が一番。
雨で風情が出るお庭などもありますが、
やはり快適に過ごすには
お日様に頑張ってもらいたいところです。

そのため、神社に行って
よくお願いをしています。
ガイドをする日だけではなく、
毎日、神社に行っています。
やっぱり神様だって
常連さんにはよくしてあげたくなるようなので、
ちょこちょこ顔を出して、
日頃のお礼をいろいろ言っています。

というか、実はただ単に、
朝のウォーキングコースとして
神社まで往復するのが
距離としてもちょうどいいというだけなのですが
まあ、素通りするのもなんなので、
寄っています(笑)

この「毎日、神社に行っています」というのが
ガイドをする時のネタとして、
すごくいいんです!
しかも、「私、お神輿担ぐんです」まで言うと、
Oh, you're Shinto lady!という感じ。
「実はバイトで巫女をやってました」と言うと
さらにびっくり仰天!

ま、実際、神社はいいなぁ…って思います。
運気上がってます。たぶん。

・・・・・・・・・・

ということで、ねこ流ガイディング、
いろいろ紹介してきましたが、
なぜ、ここまで念入りにやるかって、
実は日本史の知識が
かなりマズい状態だからです(汗)。

ずっと外国にばかり目を向けて
うん十年生きてきてしまったので、
ガイディングで準備した部分しか
ちゃんと話すことができません。
なので、それを補うために、
できることを必死でやっています。

で、とりあえず、約1年ほど、
ちょこちょことガイドをやってきて、
一応、お客様には
それなりに楽しんでもらえているようなので
この調子で続けてみたいと思います。

歴史は…
もうちょっと頑張りますね。
「超速-最新日本史の流れ」
また、読み直そうかなぁ。




日本事情については、
日々、この音声をランダムに再生して
シャドーイングしています。



2年ぐらいシャドーイングしていると
さすがにだいぶ覚えますね(笑)

ガイド試験に向けて頑張っている皆さま、
資格を取って、これから活動しようかな
と思っている皆さま、
一緒に頑張りましょうね。

2018年2月3日土曜日

通訳案内士のための写真講座

皆さま、こんにちは。ねこです。
今日、通訳案内士仲間の集まりがあり、
ミニ写真講座をやらせていただきました。
せっかくなので、講座の内容を
こちらのブログでも
ご紹介させていただきますね。


1)ホームページに載せる写真をどうするか?

通訳案内士の中には、自分でホームページを制作して
頑張って宣伝活動をしている人もいます。
その写真をどうするべきか。
簡単に言ってしまえば、方法は二択。

・写真についてじっくり学ぶ

・ストックフォトを購入する

自分で撮った写真で
素敵な大当たりショットがあったら
それを使うのもOKです。
でも、どうしてもうまく撮れないなら
妥協は禁物!
そういう場合は、ストックフォトを利用して
魅力的な写真を買うのも1つの方法です。

写真AC
https://www.photo-ac.com/

ぱくたそ
https://www.pakutaso.com/


2)手軽に写真を学ぶ方法

どうしても自力でステキな写真を撮りたい人は、
書籍やネットを利用して学んでみましょう。
以下は、ねこのオススメです。

カメラの学校(無料のオンライン講座)
http://www.camegaku.com

「1週間で突然うまくなる!写真の教室」



こちらの書籍は「写真を撮る」という
行為を行う際に考えるべきことを
上手に整理してまとめてくれています。

初心者さんでも、学べることがいっぱいあり、
本気で一眼レフを使う上級者さんでも、
さらにステップアップをするヒントが
盛りだくさんです。
キャリア30年以上のプロカメラマンも
絶賛していた本なので、
本当にオススメです。


3)お客様が求めるのはどんな写真?

さて、ここからが講座の本題です。
お客様がガイドに撮ってほしいのは、
どんな写真でしょう?

A) アーティスティックな美しい写真

B)普通の写真

正解はB)の普通の写真です。

スマホの普及で写真を撮る機会が増え
人を「おおっ!」と言わせるような
ステキな写真は、実は、
お客様が自分自身で撮りたがっています。
なので、ベストなフォトスポットを把握して
いい写真を撮る機会を提供しましょう。

そして、ガイドがツアー中に撮ってあげるべきは、
いわゆる「普通の写真」なのです。


4)普通の写真って?

・全員がちゃんとカメラ目線で笑って写っている

・場所や状況がよくわかる

この2点、簡単そうで、意外と難しいんです。
例えば、10人の集合写真を撮ろうとしたら、
誰かしら目をつぶってしまったり、
横を向いてしまったりします。

また、人にフォーカスしすぎて、
人物の顔だけの写真になってしまい
それが日本なのかアメリカなのか
はたまたオーストラリアなのかわからない写真を
撮ってしまうこともあります。


5)鉄則

・視線が散るので絶対に同時にカメラを向けてはいけない!!

これは、写真の師匠に最初に習ったことです。
例えば5人で集合写真を撮っている時に、
もう1人、誰かが同時にカメラを向けたら、
2人は自分のカメラを見て、
他の3人は別のカメラを見るかもしれません。
そうすると、人の視線がまばらな
力のない写真になってしまいます。

この鉄則を知らない人が本当に多いのですが、
集合写真を撮る時は、全員の視線を
1つのカメラに集中させることを徹底しましょう。

・1枚だけでなく、できれば最低3枚同じカットを撮る

いわゆる「下手な鉄砲も数打ちゃ当たる」ってやつです。
1枚だけだと、誰かが目をつぶったり、
口が動く瞬間だったりと、
残念な写真になることがあります。
でも、3枚ぐらい撮っておけば、
どれか1枚ぐらいは、OK写真があるはずです。
実際、CDジャケットの撮影などでは、
1時間で数百枚から千枚近く撮り、
その中から1枚だけ選ぶような作業をしています。
これを「下手な鉄砲も数打ちゃ大作戦」と
勝手に呼んでいます(笑)

・必ず声をかけながら撮る

これは撮るタイミングを被写体に知らせる意味もありますが、
実は周囲に対する威嚇(?)でもあります。
「さあ、撮りますよ」オーラを最大限に発揮することで
撮影中、カメラの前を横切られてしまうことを
防ぐ効果があります。

・下見の際に、必ず構図の研究をし、アングルを覚えておく

友人やガイド仲間と観光地を歩く際、
どこでどういう角度で撮ったら、
いい写真が撮れるのかを研究しておくと、
本番のガイディングでスムーズにいい写真が撮れます。
特に都内の定番スポットについては、
お客様をどの位置に立たせて、
自分がどの位置に立って、
どういう角度からどの部分をフレームに入れると
いい写真になるかを把握しておきましょう。
漠然と覚えておくのは難しいので、
周囲の目印も一緒に撮っておくことをオススメします。

構図研究の際は、「浅草 集合写真」や
「浅草 記念写真」などのキーワードで
画像検索をすると、案外参考になります。


6)実例

では、ここからは
ちょっと実例をお見せしましょう。


左の写真は、しゃがんで
撮ってしまったのですが。
そのせいで鳥居の大部分が
隠れてしまいました。
(あー、ごめんなさいっ!)

その反省を生かし、
右の写真では、立ったまま撮り、
鳥居の大きさを強調することができました。


左の写真では、人にフォーカスしすぎて
何に触っているのかがわかりません。

右の写真は、混雑していなかったので
運良く撮れたものではありますが、
全体が入っているので、
大わらじの大きさもよくわかります。


7)まとめ

・お客様が求めているのは旅の思い出を語るための写真

・友人に旅の思い出を語る時にどんな写真がほしいか考えてみると答えが見えてくる

・必ず数枚撮る

・自分なりのベストスポットを把握しておく


何か参考になることは
ありましたでしょうか?

東京のベストスポットは、
こちらのブログにわりと多めに載っているので
参考にしていただければ幸いです。
https://pict-japan.blogspot.jp/2017/09/tokyo-sightseeing.html

また、iPhone上での逆光の直し方も
紹介しているので、
よかったら参考にしてくださいね。
https://pict-japan.blogspot.jp/2017/10/backlit-photos.html

2018年1月19日金曜日

翻訳者宣言

皆さま、こんにちは。ねこです。
年末からガイドマッチングサイトで
ツアーを販売し始めたところ、
びっくりするほど忙しくなりました!

通訳案内士の仕事って、
主に春と秋だけなんだろうなぁ…
と思っていたのですが、
「真冬でも、仕事あるじゃん!」(驚)

最近では、Facebookでも
ガイドネタや都内の観光情報を
投稿することが多くなり、
「あっ、ねこさんって、
翻訳者から通訳案内士に
転身したのね」と思っている人も
多いかもしれません。

が、それは大きな大きな間違いです!!
今でも自分の成分分析をするなら、
気持ちの上では、こんな感じです。

字幕翻訳者:85%
通訳案内士:10%
フォトグラファー:5%

自宅で翻訳をしている時が
一番幸せです♪

もちろん、ガイドをする時は、
ものすごく準備して、
心からお客様に尽くして、
自分自身も、思いっきり楽しみます。
でも、そんなの毎日はできませんって(汗)
理想は月に4日~6日程度ですね。

旅行代理店から発注を受けて
ガイドをする場合は、
事前にお客様と連絡を取ることはありません。
当日、ホテルのロビーでお会いして、
そこでルート変更のご希望があれば、
できる範囲で調整してご案内します。

しかし、ガイドマッチングサイトの場合は、
まず、問い合わせが来て、
ツアーの内容などを具体的に説明し、
ルート変更などにもできる範囲で対応。
実際にお会いするまでに、
何度もメッセージのやり取りをするので
とても親近感が湧くけれど、
1回のツアーを決行するまでに
かなりの英文を書くことになります。

つまり、これは、日本語の危機!!!
ガイディングで、丸一日、英語を話しまくり、
ツアー準備やお礼状などで、
英語を書きまくっていると、
日本語の文章力が低下します。
当然、翻訳力も落ちてしまいます。

なので、ここであらためて
翻訳者宣言をすることにしました。

2018年は、たくさん日本語の本を読み、
たくさん日本語で文章を書き、
たくさん字幕を訳し、
翻訳者として成長します!

もし、翻訳者の卵の皆さんや、
デビューしたものの
まだあまり仕事が来ないという皆さんが
このブログを読んでいらっしゃるようなら、
ぜひ、皆さんも翻訳者宣言をしてみてください。

SNSなどで宣言してもいいし、
自分の手帳に書き込むだけでも構いません。

ねこは、なかなか仕事が来ない下積みの時期も、
"What do you do?(ご職業は?)"と聞かれたら
常に"I'm a translator(翻訳者です)"と
答えていました。
不思議なもので、言い続けていると、
物事はそっちの方向に動きます。

他のお仕事の人も、やりたいことがあったら、
どんなことでも、とにかく言い続けましょうね。

皆さまにとって、2018年が
すばらしい年になりますように!


※翻訳っぽい写真って、なかなかないので、
投稿内容とは、まったく関係がありませんが、
東京国立博物館の池の写真をアップしました。
この博物館は、英語の解説がしっかりしているので、
すごく勉強になりますよ。

2017年12月23日土曜日

「モデルコース」

皆さま、こんにちは。ねこです。
観光プランを練っていると、
つい「モデルコース」という言葉を
使いたくなるのですが、
ふと、嫌な予感がしました。

これって、ひょっとしたら
ヘンな英語かも。

ネイティブの友人に聞いてみたら、
やっぱり「ちょっとヘン」との回答。

recommended courseかなと思ったら、
courseという単語の方も
何だか違和感があるとのこと。

最もしっくりくる表現は
recommended route
だそうです。

発音としては
/リコメンディッ ゥルゥト/
に近いかなぁ。

こういう和製英語、
書く時は、「ん?」と思って調べるけれど、
話す時は、何も考えずに、
いっぱい言ってそうな気がします(汗)。

まあ、でも、仕事で英語を使う人でなければ
「通じればいっか」というのを最優先に、
とにかく声を出していきましょ♪

英語を使うことを主な仕事にしている人は、
使う文法や表現で印象が変わるので、
日々、語感を磨き続けていきたいものですね。


<今日のおまけ>
六本木のイルミネーションです。


そうそう、「ライトアップ」も和製英語です。
light upというと、「点灯する」「点火する」「明るくする」
という意味になるので、
ちょっと印象が変わっちゃいます。

この場面を英語で表すなら、
The trees are illuminated.
という感じでしょうか。

まあ、でも、写真を見せながら話すなら
「ライトアップ」でも、十分通じますよね。
そう、要は通じりゃいいんです!

2017年12月21日木曜日

「インスタ映え」

皆さま、こんにちは。ねこです。
前回のブログでクイズを出して
「正解は明日」と書きましたが
何日か経っちゃいました(汗)。

ロシア語のこちらの言葉

Вкусно /フクースナ/

これは、「美味しい」という意味です。
これを言う場面がたくさんあることを
心から願っています♪


さて、今日のお話は「インスタ映え」。
実は最近まで、この言葉に
違和感というか、嫌悪感に近いものを
感じていました。

SNS上で「他人に見せる」
ということが主目的になり、
目の前にある現実を
楽しんでいないという傾向が
強まっているように思ったからです。

しかし、最近、この「インスタ映え」について
プッと吹き出してしまうようなことがあり、
あっさり嫌悪感が消えました。

父とテレビの情報番組を見ていた時のこと、
ビュッフェスタイルのレストランが映り
そこで「インスタ映え」が話題に。

すると、釣り好きの父が突然、
「そっか。お父さんも
インスタ映えするような魚を釣らないとなぁ」と。

えっ???

あっ、えっと…、お父さん、
インスタのアカウントどころか
スマホも持ってないし、
そもそも、あのグレーっぽいヘラブナしか
釣る気ないでしょうが。(^^;

こんなしょうもないやり取りをしていたら、
「インスタ映え」という言葉が
何とも愉快な言葉に思えてきて
最近では、「あっ、このサツマイモ、
インスタ映えするね」とか
「この野菜炒めは、インスタ映えしないなぁ」
などと言って大笑いするようになりました。

ところで、「インスタ映え」って
英語で何て言うんだろうと思ったら
instagenicという表現を使っている
英文記事を発見。

"Insta-bae," or "Instagenic," wins 2017 Japan buzzword award
https://english.kyodonews.net/news/2017/12/1ce8e322ecdb-insta-bae-or-looking-good-on-instagram-wins-2017-buzzword-award.html

photogenic /フォトジェニック/
「写真写りの良い」「写真映えのする」
という形容詞のphotoの部分を
instaに変えたんですね。
なるほど、という感じです。

ん? 本題が短すぎ?(笑)


<本日のおまけ>
先日、「笑点」の公開録画に行きました。
すると、なんとそこで、
私の大好きな木久扇師匠が、
一生懸命「インスタ映え」という言葉を
使おうとしているではないですか。


結局、うまく言えずに何て言ってしまうかは
次回の放送(かな)?をお楽しみに。

2017年12月17日日曜日

まだ「おはよう」すら言えないけれど

皆さま、こんにちは。ねこです。
「旅のためにロシア語を学ぼう」と
決意してから、
約2週間が過ぎました。
ただ今、大苦戦中です(笑)

ロシア語については、
まったく基礎知識がないので、
純粋に耳から学んでみようと思って、
こんな教材を使い始めました。

Russian by Nemo
https://itunes.apple.com/us/app/russian-by-nemo/id487071813?mt=8
(英語を使ってロシア語の単語を学ぶアプリ)

「ロシア語が面白いほど身につく本」



ところが…

何しろ、「スパシーバ(ありがとう)」しか
知らなかったので、
それ以外は、すべて、
初めて聞く謎の呪文という感じ。

「おはよう」は
/ドーブラェ ウートラ/に
近い音なのですが、
思い出して言おうとするたびに
/ウートライェ ドーブラ/になったり
/ウーブラェ ドゥーブラ/になったり、
もう、しっちゃかめっちゃか(汗)

なんか、これ以上、
覚えられる気がしないなぁ…と
弱気になりかけていたころ、
ブルーノート東京で、
すごいものを目にしました!

BANDA MAGDAという
ニューヨークを拠点に世界で活躍している
多国籍バンドのライヴでのこと。
なんと、ギリシャ出身の
ヴォーカルのマグダが、
日本語をほとんど知らないにも関わらず
物語を日本語で覚えて、
数分間、日本語で語ったのです!(驚)
いったい、どうやって覚えたの!!??

例えば、長期間の日本公演があって、
そのために、いくつかのフレーズを
覚えるというならわかります。
でも、マグダはたった2晩のために、
長いセリフをいくつも覚えて
観客を大感激させてくれたのです。

う~ん、何だか、
ものすごくパワーをもらいましたね。

今のやり方で覚えられないなら
覚えられる方法を考えなくちゃ!と反省し、
最近はカタカナやアルファベットも頼りに、
似た音で語呂合わせをしたりと
何らかの手がかりを見つけながら
覚え方を模索しています。

アプリのおかげで、キリル文字にも、
ほんの少し慣れてきました。

現地でたくさん使いたい言葉がこちら:

Вкусно

音は/フクースナ/に似ています。
どんな意味だと思いますか?

正解は明日♪


<参考情報>
BANDA MAGDA
https://www.bandamagda.com/
https://www.facebook.com/BandaMagda/
↑FBをフォローすると、かなり面白いです。

2017年12月6日水曜日

旅の計画を立てる

皆さま、こんにちは。ねこです。
何やら「2019年のGWは
10連休になるかもしれない」
ということが話題になっていますが、
翻訳業にもガイド業にも
関係がありません。
ボーナスも関係ありません。
フリーランスの皆さま、
頑張りましょう!

さて、フリーランスのステキなところは
基本的に自分のスケジュールを
コントロールできるところ。
(もちろん、そうじゃない時もありますが)

ねこの場合は、観光案内の
予約さえ入っていなければ、
自由に旅に出られます。

が、なんと!!
今年は日本から一歩も
出ないで終わりそうなのです(驚)

なぜ、そんなに
驚いているかと言うと、
1994年から2017年の間で
日本から出なかったのは
なんと1999年と今年だけ。

ねこが海外に出かけた全記録
http://matatabisp.exblog.jp/

「ひゃー、どうしよう!
急いで台湾かウラジオストクにでも
行ってこようかしら」なんて
おバカなことも考えましたが、
(そういうのも面白そうだけど)
記録には、こだわらず、
じっくり旅の計画を
練ってみることにしました。

2018年は、2つ、大きな旅をします。
1つは国内旅行。
青春18きっぷを使って、
ぐるっと西の方を巡ってきます。


体力的に大丈夫だろうか?
という懸念がないわけでは
ないのですが、
まあ、大人なんだから、
どうしても無理だったら、
飛行機で帰ってきちゃえば
いいんだしー(笑)

「残りの人生の中で、
今の自分が一番若い」という言葉を
どこかで聞いたことがあり、
それを考えたら、
ちょっとでも早い方が…と
思いましてね。

そして、海外にも行きます。
行ったことのない国に行きます。
ツアーではなく、個人旅行。
しかも、相変わらず一人旅。

そんなわけで、これまで
勉強したことのない言語を
学び始めました。

Сколько?

うひっ、読めない…。

でも、どうしても必要なので
必死で頑張っています。

結局のところ、語学上達の
一番の近道は、
「必要に迫られる」ことだと思います。

何となく英会話を勉強し続けてるけど
ただのルーティーンになっている人、
「必要に迫られる状況」を
作り出してみませんか?

旅の計画をするのもよし、
外国人との交流イベントに
参加してみるのもよし。

やっぱり言葉は
使うためにあるんだから、ねっ♪


<本日のおまけ>
先日、飛行機仲間と
羽田空港に行ってきました。
やっぱりいいですよね、飛行機って。