2012年6月28日木曜日

interesting と interested の使い分け

皆さま、こんにちは。ねこです。
7月から始まる発音講座の準備に全力を注いでいます。
ねこの目標は、電話でネイティヴと話したときに、
相手にアメリカ人だと思わせることです。
(そんなの無理だろ~と思うでしょうが、わりと本気だったりして…)(^^ゞ

さて、今日は interesting と interested の使い分けについて。
これは、中級者でも、間違えることの多いポイントです。

× I'm interesting English.

うっかり、こういう文章を作ってしまう人が多いのですが、
正しくは、こう。

I'm interested in English.
English is interesting.

基本的には
「人」+「be動詞」+「-ed」
「物」+「be動詞」+「-ing」
と考えれば、ほぼOKです。
(※無生物主語で、"The company is interested in our products."
といった例外もあります。)


このタイプの表現としては他に、
excited/exciting
amazed/amazing
confused/confusing
などがあります。


文章の中で使ってみると、こんな感じです。

I was very excited because the baseball game was exciting.
(野球の試合がすごくて興奮しちゃった!)

Her speech was amazing.  I was really amazed.
(彼女のスピーチは見事だった。本当に関心したよ)

I'm confused.  "L" and "R" are so confusing.
(混乱してるの。「L」と「R」ってすごく紛らわしいんだもん)

ところで、"I'm interesting." も
決して文法的には間違いではありません。
でも、意味が変わってきます。
どういう意味だと思いますか?


I'm interesting.
(私は面白い人です)


あ~、これ、さっきお伝えした「基本」からは
外れちゃうんですよね。
つまり、こう考えてみてください。
自分(の心)が何らかの影響を受けるときは「受け身」の「-ed」がつく。
そうすると、ちょっとスッキリしましたか?

・・・・・

ところで、昨日、ちょっと臨時でレッスンを担当したのですが、
そのクラスに、ねこにとって、とても特別な生徒さんがいました。
ねこが英会話学校に採用されて初めてのレッスンで教えた生徒さんです。
2010年10月2日の初めてのレッスンのことは、今でもよく覚えています。
"What's this?"  "What's that?" というレッスンでした。

それから1年半ちょっと、彼女はビジネス英語のクラスで、
とても楽しそうに生き生きと話していました。
それを見て、とてもハッピーな気持ちになったねこなのでした。

2012年6月24日日曜日

形容詞の並べ方

皆さま、こんにちは。ねこです。
ずっと忙しくしておりましたが、
久しぶりに今日は正真正銘のお休みです。

日本橋でニューヨークから来た友人とランチを楽しみ、
帰宅して、ちょっぴりお昼寝。
それから溜め込んでいたテレビ番組の録画を見ました。
NHKの「スーパープレゼンテーション」です。
毎回、本当にものすごく刺激的なプレゼンテーションが飛び出すのですが、
5月21日放送の言語習得の研究には度肝を抜かれました。


NHKのサイトはこちら:
http://www.nhk.or.jp/superpresentation/backnumber/120521.html

TED公式サイトのプレゼン動画はこちら:
http://www.ted.com/talks/deb_roy_the_birth_of_a_word.html

よかったら、ちょっと見てみてくださいね。
あ、字幕出ないので、皆さん頑張って♪
(ねこは、NHKの字幕付き放送を見ましたけど) (^^ゞ

・・・・・

さて、本題に入りましょう。
今日は形容詞の並べ方について。
名詞の前に、いくつか形容詞を並べることってありますよね。
例えば、"a big fat cat" という感じです。

この形容詞の順番、どうでもよさそうで、
実は漠然とした決まりというか慣例のようなものがあるそうです。

British Councilのサイトに、詳しく書かれていました。
http://learnenglish.britishcouncil.org/en/english-grammar/adjectives/order-adjectives

はい、クリックして、びっくりしないでくださいね。
全部、説明は英語で書かれています。
でも、大事なのは、1から8の番号のついた表。
要はこの順番に並べればいいそうです。

1. General opinion (一般的な意見)
2. Specific opinion(具体的な意見)
3. Size(大きさ)
4. Shape(形)
5. Age(年齢、古さ)
6. Colour(色)
7. Nationality(国籍)
8. Material(素材)


なので、例えば、髪について描写するとしたら、
long(3) straight(4) black(6) hair
となるわけです。

まあ、でも、実際そこまで考えながら話せるかというと、
なかなか…ね。(^^;
結局のところ、たくさん聞いて、たくさん真似して、
いつの間にか、そういうルールを脳と口の筋肉が覚えてくれるように
練習するのが一番なんだろうなぁ…と思うねこなのでした。

・・・・・

P.S. 写真展、開催中です。
https://sites.google.com/site/weonphotos/gallery/kumiko-hirama

ぜひ、NYを味わいに来てくださいな。
火曜日と土曜日の夜、会場にいます♪

2012年6月16日土曜日

Good News

皆さま、こんにちは。ねこです。
ハッピーな毎日をお過ごしですか?
自分の心をハッピーにしておくと、
次から次へとハッピーな出来事がやってくると信じ、
日々、ニコニコ(ニタニタ?)過ごしているねこでございます。^^
さて、今日はいくつかGood Newsを。

・・・・・

ねこが担当している生徒さんの中に
初めての海外出張に行く人がいます。
彼にとっては、海外に行くこと自体も初めて。
数ヵ月前から、レッスンに来て、
本当に日々の“練習”を頑張っていました。

ねこの言葉を信じて、
オーバーラッピングとシャドウイングと続けた彼は、
この数ヵ月で本当にびっくりするほど伸びました。
音読練習をすることで、聴き取りも飛躍的に向上しました。

そして、今日の夕方の飛行機で出発する彼は、
スーツケースを持って、朝一番のレッスンに来てくれました。
たまたま、他の生徒さんがレッスンをキャンセルしたことで、
今日はなんと、マンツーマンのレッスン!
せっかくなので、ちょっぴりレッスン内容をカスタマイズして、
旅の英語もいくつか伝授させていただきました。

今日は、初心者さん向けのペースではなく
ナチュラルスピードに近い速さで話しかけてみたのですが、
彼は頑張って聴きとって、次々と言葉を返してくれました。

もちろん、まだまだ上手く言葉が出てこなかったり、
うまく聴き取れないことも、いっぱいあるかとは思います。
でも、本当に人間って、頑張ればこんなに短期間で、ここまで伸びるんだと
ねこは、あらためて感心し、感動し、感激しました!
あ~、先生やってて、本当によかった。

夕方の飛行機でアメリカに向かった彼は、
今ごろ、太平洋の上を飛んでいることでしょう。
来週の金曜日に帰国し、
土曜日の朝一番のレッスンに来てくれるそうです。
感想を聞くのが楽しみです。
あ、ひょっとして彼は、出張にあの重いテキストを持っていったのだろうか。(^^;

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ドラマの字幕翻訳が1つ終わりました。
4月半ばから取り組んでいた医療モノ。
シーズン1の全22話です。
8人の翻訳者で、メーリングリストや共有ドキュメントなどを使いながら、
登場人物の口調、一人称は「私」か「俺」か「僕」か、
二人称は「あなた」か「君」か「お前」か、
表記は「イヌ」か「犬」かなどの細かい相談をしつつ、頑張ってきました。
1つのプロジェクトが終わるというのは、
なんともいえず気持ちのいいものです♪

とはいえ、このドラマ翻訳、まだまだ続きます。(^^ゞ
ねこたちが、取り組んでいるのは、
huluという動画配信サービスのコンテンツ翻訳です。
映画や海外ドラマがたくさん見られます。
http://www2.hulu.jp/

ねこが、これまでに担当したのは、
「ザ・オフィス」と「フィラデルフィアは今日も晴れ」、
そして、今日、訳し終えた番組(タイトルは配信が始まったらお知らせします)。

ドラマの翻訳は本当に勉強になります。
この数ヵ月の間に、どれほどの表現を学んだことか。
(ちゃんと頭に残ってるといいなぁ…)

そんなわけで、すぐ次の締め切りを火曜日に控えつつも、
今日はちょっぴり解放感を味わっているねこなのでした。

・・・・・

ついでに、もう1つ。
6/19から6/30まで、新宿のバーで写真展やります。
https://sites.google.com/site/weonphotos/gallery/kumiko-hirama

お店のサイトはこちら。
http://countzero.jp/

これ、実は英会話学校の写真仲間でのグループ展なんです。
https://sites.google.com/site/weonphotos/news/weonphotoexhibition2012

ねこは、火曜と土曜の夜にお店にいます。
よかったら遊びにきてくださいね♪

2012年6月12日火曜日

英文メールを書く練習

皆さま、こんにちは。ねこです。
最近、毎日の生活にオーバーラッピングやシャドウイングといった
口頭練習を取り入れる生徒さんが増えてきました。
「先生、私、最近、道を歩く時も練習するようになって、
なんだか不審人物になってるんです」という声をよく聞きます。
う~ん、いい感じですね。
世界ねこ化計画推進中にゃう!(^^)/

…と、それはさておき、
「仕事で英文メールを書かなくちゃいけないことが多いんですが
どうやって勉強したらいいですか?」
という相談を何人かの生徒さんから受けました。
(かなり前にね)(^^;

今日は、その勉強(練習)の仕方についてお話したいと思います。
基本的に、言葉を上手に使うには練習が第一です。
つまり、とにかくたくさん訳してみる。
お手本にできる英語と日本語の対訳メールを用意して、
日本語だけを見ながら英文を作ってみて、
答え合わせをしながら学んでいくと、すごく力が着きます。

この日本語だけを見ながらというところがポイントです。
ただ、対訳を眺めているだけでは、すぐに記憶から消えてしまいます。
でも、必死で訳そうとして、単語を調べ、構文を考え、
必死で文章を組み立ててみたからこそ、
正解例を見たときに、“ああ、なるほど”と思って一気に内容を吸収できます。
この“なるほど”と脳に思わせるプロセスが重要です。

メール例文のオススメサイトはこんな感じ:

☆eibunLetter.com
http://www.eibunletter.com/

☆ビジネス英文メール虎の巻(※文例の引用元はアルクの『英辞郎』のようです)
http://englishemail.jugem.jp/

☆ウェブde対訳(※一文ずつ対訳が確認できます)
http://mclcorp.s90.xrea.com/

訳す用事がないときは、こういったサイトの例文の
日英翻訳の練習をしておきましょう。
そして、実際に英文メールを書く必要が出てきたときは、
これらのサイトの例文をアレンジして、
文章を組み立てていくといいでしょう。

また、英語でこういう言い方ってするのかな?
と迷うことがあったら、
ダブルクォーテーション "  " に英文を入れて
Googleで検索してみるのも1つの手です。

例えば、"I'm sorry for the delay" という表現、
何となくありそうな気がするんだけど、
実際どうなんだろう?と思ったとき、
ダブルクォーテーション付きでフレーズ検索してみると…、
ほら、270万件近くヒットするので、大丈夫!
と判断できるわけです。
実際、ねこ自身、仕事やプライベートでメールを書くときは
このフレーズ検索をよく利用します。

ぜひ、たくさん書いて、書いて、書いて、
書くことにも慣れていきましょうね♪

・・・・・

ところで、今週末から
短編映画祭『ショートショート フィルムフェスティバル&アジア』が開催されます。
http://www.shortshorts.org

開催日程はこんな感じ:

会場:ラフォーレミュージアム原宿
日程:2012年6月15日(金)~19日(火)

会場:表参道ヒルズスペースオー
日程:2012年6月22日(金)~24日(日)

会場:TOHOシネマズ六本木ヒルズ(オールナイト上映)
日程:2012年6月15日(金)・16日(土)

会場:ブリリアショートショートシアター(横浜開催)
日程:2012年6月16日(土)~30日(土)


ねこは、フットボールプログラム presented by J.LEAGUE
『The Little Team』という作品の日本語字幕を担当させていただきました。^^

ぜひ、お時間がある方は、
味わいのあるすばらしい短編映画たちに出会ってみてください♪


2012年6月11日月曜日

親指にまつわるエトセトラ

皆さま、こんにちは。ねこです。
お元気ですか?
ねこは、相変わらず忙しく翻訳をしていますが、
たまには息抜きも必要!と思い、
昨日は飛行機の写真を撮りに行ってきました♪

これ、総2階建てのA380という飛行機です。
エールフランスのパリ行きです。

…じゃなくて、今日の本題に入りましょう。(^^ゞ
今日は親指の話。
英語で親指は "thumb" と言います。
あえてカタカナで書くとしたら、「サム」という音に近いでしょう。
"comb(コウム)" と同じで、"b"は発音しません。
(発音しないなら書かなきゃいいのにねぇ…)

さて、この "thumb" という単語、
比較的身近なコンピューター用語の一部として使われています。

まずは、"thumb nail"。
写真を小さく表示したものを「サムネイル表示」などと言いますが、
これ、もともとは「親指の爪」という意味なんです。
なんとなく、イメージ湧きますよね。

もう1つは、"thumb drive"。
これは、日本語で言うところの「USBメモリ」ってやつです。
そう言われてみれば親指の形状に似ているような気がしませんか。

その他、この単語を使った表現としては、

I'm all thumbs. (私は不器用です)
※手が全部親指でできているのではないかと思うほど不器用ということ。

He gave the thumbs-up to move to Hawaii.
(彼はハワイに移住することに大賛成した)
※両方の親指を上げて「OK」を表すしぐさから。

ちなみに、親指は "finger" ではないのか?
という問題についてですが、これは、なかなか複雑です。
明確に「親指」のみを意味する場合は、
"finger" という言葉は使えません。
しかし、「片手には5本の指があります」と言うときには、
"A hand has five fingers."でOKなのだとか。

これについては、面白いブログを見つけたので、
もっと詳しく知りたい人は、こちらをどうぞ。

・・・・・

さて、ようやく久しぶりにブログを更新しましたが、
書きたい内容は、どんどん増える一方です。(^^ゞ
言葉って本当に面白いですね。