2012年7月20日金曜日

ゆるキャラ

皆さま、こんにちは。ねこです。
今日はびっくりするほど涼しくて、とてもハッピーです♪

さて、今日は「ゆるキャラ」について考えてみましょう。
これを英語で説明するのって、なかなか大変ですよね。

「ゆるい」に該当する英単語は "loose"。
これは、「ズボンがゆるい」などの表現に使われます。
でも、「ゆるキャラ」って、そういう「ゆるい」とは違う気がします。

むしろ、感覚としては「ぬるい」という感じでしょうか。
そうなると、"lukewarm" や "tepid" という単語がヒットしますが、
こちらは「お茶がぬるい」という感じで液体の温度が低い時に使われます。

「手ぬるい」という意味の "lenient" はどうだろうと思いましたが、
英英辞書で定義を確認してみると、

"not as severe or strong in punishment or judgment
as would be expected"
罰や判断が予想していたよりも厳しくない)

ということなので、これも違いますね。

う~ん…と頭を抱えつつ、
「ゆるキャラ 英語」をGoogleで検索してみると、
それっぽい表現がヒットしました。

"heartwarming"(心温まる、ハッピーな気持ちにさせる)

ああ、たしかに「ゆるキャラ」の「ゆる」ってこの感覚ですよね。

そして、「キャラクター」の方ですが、
こちらは、"character" よりも
"mascot" という単語を使う方が自然なようです。
つまり、"heartwarming mascot" というのが、
「ゆるキャラ」に一番近い表現ということになるでしょうか。

また、「ご当地キャラ」という意味で使いたい場合には、
"local mascot" という表現が適切ですね。

個人ブログでこんな説明を書いている人もいました。

"Yuru-chara are heartwarming mascot-like characters that represent different organizations, events, or groups and mainly devised for PR purposes."
(ゆるキャラは、心温まるマスコットのようなキャラクターで、さまざまな組織、イベント、グループを代表するものであり、主に広告活動の目的で考案されている)

う~ん、なるほど!
それにしても、「ミッキーやハローキティは、ゆるキャラじゃなくて、
くまモンやせんとくんが、ゆるキャラなんだよ」って言っても、
外国人にはその境界が理解できないかもしれませんね。(^^;