2013年11月29日金曜日

「オルゴール」も英語じゃないの?

皆さま、こんにちは。ねこです。
そろそろ年末の旅の段取りを決めなければと思い、
とりあえず図書館で何冊か本を調達してきました。
旅の準備の段階って最高にワクワクします。

英語が通じない国に出かけるのは久しぶり。
“言葉が通じないもどかしさ”と、
“言葉以外の要素で伝わる感激”というものを
じっくり味わってこようと思います。


さて、先日、アメリカ人の友人と話していた時に気づいたことを
もう1つ、サクッとご紹介しようと思います。
それは、「オルゴール」という言葉。
なんとなく英語かなという気がしちゃいませんか?

でも、「オルゴール」と口に出した瞬間、
何か違和感を感じました。
たしか、別の単語を聞いたことがある気がする!!

2秒ぐらいの間に、頭の中で、
カチャカチャカチャカチャと検索機能が働き、
ポンと口から出てきた単語は、"music box"。
そう、「オルゴール」は英語で、
"music box"または"musical box"と言います。

じゃあ「オルゴール」ってどこの言葉?って思いますよね。
調査してみたところ、「オルゴール」の語源は、
オランダ語やドイツ語の「オルガン」を意味するorgelでした。
(※発音はオランダ語でオルヘル、ドイツ語ではオルゲル)

でも、"music box"って言葉、
いったいどこで覚えたんだっけ? (^^ゞ
たぶん、映画とかドラマで聞いたんだろうなぁ。
もっともっともっと時間を作って、
もっともっと映画やドラマの英語に触れたいなと思うねこなのでした。

2013年11月27日水曜日

「山登り」は"climbing mountains"じゃダメですか?

皆さま、こんにちは。ねこです。
今、びっくりしたんですが、
なんと累計アクセス数が5万件を超えました!
毎日、150人~200人の方が、
ブログを読みに来てくださっているようです。
いやぁ、もっとマメに更新しないとね。

英会話の練習方法についての本も、
「書く!」と宣言したわりには、
日々の仕事に追われて、保留になっているので、
ちょこちょこと書き進めていこうと思います。
ん~、え~っと、2015年末までには出版しましょう!
(↑宣言することで、自分を追い込む作戦:笑)


さて、先日、写真仲間数人で、羽田空港に撮影に行きました。
今回はアメリカ人の友人が参加したので、
会話は基本的にすべて英語。
「げっ! 逆光って英語で何て言うんだろう?」とか思いつつ、
"Uh, well, the light condition is not good."などと
ごまかしながら楽しみました。
(※「逆光」は名詞形が"backlight"、形容詞形が"backlit"です)

面白かったのは、
普段あまり気づくことのない英語の間違いや
ニュアンスの違いに気づけたこと。

例えば、「趣味は山登りです」というのを英語で言う場合、
"I like climbing mountains."で完璧!と思っていたけれど、
実は、普通に道があるところを歩いていく程度の山登りは、
"hiking(ハイキング)"と表現したほうが
違和感がないのだそうです。

"climbing(クライミング)"という言葉を使ってしまうと、
いわゆるザイルなどの本格的な登山道具を使って、
岩壁をよじ登っていくようなものをイメージしてしまうのだとか。
これは、本当に意外でした。

というわけで、これからも、
日々の暮らしの中で、言葉について、
「へ~、そうだったんだ!」と思ったことを
書き続けていきたいな~と思っておりますので、
引き続き、よろしくお願いしますね。





2013年11月21日木曜日

英検とTOEICの真実と対策

皆さま、こんにちは。ねこです。
今日は英検とTOEICについて、無責任に語ります。(^^)v
昨今は、企業がかなりTOEICに注目しているので、
「今は英検よりTOEICでしょ」と思っている人って多くないですか?

でも、英語力をアップさせるためには、
実は英検のほうがオススメだと、ねこは思います。
理由はズバリ、自分に合ったレベルの問題に
取り組むことができるから。

TOEICは、300点台の人も、900点台の人も、
みんな揃って同じ問題を解きます。
それって、普通に考えると、かなり無理がありますよね。
TOEICは、ある程度のスコア以上になると、
問題を解くこと自体を楽しめるようになってきますが、
英語にあまり慣れていない初心者さんにとっては、
なかなか苦痛なテストだったりもします。
なので、会社命令でTOEICを…というのでなければ、
特に初心者さんには、英検をオススメしたいと思います。


さて、英検対策って、具体的に何をすればいいのでしょう?
これは、ある意味、すごく単純なこと。
とにかく、自分のレベルに合った級の『キクタン』を買って、
単語を覚えまくり、あとは問題集を解きまくりましょう。
ほんと、これに尽きます!

問題集を解いて、解答と解説を見て、
それでも理解できないところがいっぱいあるとしたら、
そこで初めて教本や文法書などを
開いてみるのもいいかもしれません。
とにかく出題パターンに慣れてしまえばこっちのモノです。
試験中に、「ああ、これ、よく出る引っかけ問題ね」
というのまで見抜けるようになるかもしれません。

ただ、英検は二次の面接があるので、
そこは、なかなか厄介ですね。
基本的に、英語というのは、オーバーラッピングや
シャドーイングを繰り返していれば、
読み書きできる範囲のことは、
ちゃんと話せるようになるものですが、
できれば、本番前に1回か2回は、誰か英語ができる人に、
模擬面接のようなことをやってもらうのが理想です。^^


さて、次にTOEICについて。
TOEICのいいところは、“不合格”がないところ!(笑)
基本的には、健康診断を受けるように、
定期的に実力を測定するために受験すればいいかなと思います。

ただし、就職や昇進のために、
ちょっとでもスコアを伸ばしたいという人は、
やはり、TOEIC専用の対策が必要になってきます。

ぶっちゃけ、TOEICは、やり方次第で、
かなり短期間にスコアを伸ばすことができちゃいます。
とにかく単語を覚え、模試を解きまくり、本番の試験も受験しまくれば、
出題パターンに慣れて、点の取り方が分かり、
スコアはどんどん右肩上がりに上がっていきます。

具体的なやり方としては、
まず、『キクタンTOEIC』シリーズの
自分に合ったレベルを選んで単語を覚えます。
(↑ほんと、好きねぇ)

全部覚えてから次に進むというやり方をすると、
いつまでたっても進まない…ということが起きるので、
「今週はDay 1からDay 5を流し聞き」
「来週はDay 6からDay 10を流し聞き」というスタイルで、
覚えてようが覚えてなかろうが、とにかく前に進みます。

そして、あとは問題集や市販の模試を解きまくります。
Part 5、6の対策には、こちらが超オススメ。
『新TOEIC TEST文法・語彙問題秒速解答法』

模試は、書店にいろいろ並んでいるので、
『模試600問』『模試3回分』などと書かれているものを、
片っ端から解いていくといいでしょう。
ねこが今持ってるのは、
『新TOEICテストハイパー模試』ですが、
『TOEIC(R)テスト新・最強トリプル模試1[改訂新版]』
あたりもよさそうです。
(模試が3回分収録されている本がいろいろ出版されています)

本当の意味で試験慣れするためには、
休みの日に、時間帯も合わせて、きっちり2時間、
13時から15時ぐらいのタイミングに、
全問解いてみるのが一番。
実際、ねこ自身が超本気で取り組んでいた頃は、
前の週の土曜日に1回、日曜日に1回、
そして試験前日の土曜日に1回の計3回、
自宅で模擬試験の問題を解きました。

う~ん、まるでマラソン選手の調整のようですね。(^^;
ここまですると、問題を解くペースも分かってくるし、
出題パターンにもかなり慣れてきます。

…と、ここまで書いておいて、
こんなことを言うのもなんですが、
果たして、こうやってテクニックを覚えて、
無理やりスコアだけアップさせても、
実際のコミュニケーション能力が伴わなかったら、
それって、どうなんでしょう。
何だか“テストのためのテスト”という感じがして、
ちょっと寂しいですよね。

実際のところ、800点取っていても、
あまり上手に話せないという人もいれば、
400点台だけど、コミュニケーションが上手な人
というのもいるんです。
TOEICのスコアだけで英語力を語るのが、
いかに浅はかなことか…。

もちろん、仕事の都合で、
どうしても早急にハイスコアが必要!という人は、
とにかく上記の対策をしまくって、
頑張ってほしいと思いますが、
そうではない人は、もう少し肩の力を抜いて、
楽しみながら、総合力を磨いてほしいなぁ…と思います。^^

あっ、でも、皆さん、
単語だけは、覚えて絶対に損はしないので、
とにかく、こまめに、ちょこちょこと覚えていきましょうね。
単語は財産です!
増えれば増えるほど、気軽にお引き出しできるようになりますよ♪

2013年11月9日土曜日

「伝えたい」という欲求について

皆さま、こんにちは。ねこです。
今日、Facebookで、思わず考えさせられる動画を見ました。
あまり“言葉”には関係ないことかもしれませんが、
“コミュニケーション”という括りで考えて、
ご紹介させていただきますね。

こちらです:
http://www.filmsforaction.org/watch/i_forgot_my_phone/

できれば、動画(2分10秒)を見終わってから、続きを読んでくださいね。






どうでしたか?
ねこは、基本的にネットにものすごく頼って生きていて、
Facebookにも、よく書き込みをするし、
こうしてブログでも、いろいろ発信していますが、
この動画には、なんていうか、ちょっとショックを受けました。

動画に登場する人たちは、
今、その場所にいない誰かに向けて、
一生懸命、何かを伝えようとしています。

昔から、世界中に手紙というものがあり、
そして、電報や電話が登場し、
メール、SNSが普及したのを考えると、
基本的に人間は、誰かに何かを「伝えたい」という
欲求を持って生まれてきたのかなと思います。

それは、とてもすばらしいことで、
その気持ちのおかげで、文学作品をはじめ、
絵画、音楽なども発展してきたんだと思います。
記録したい気持ち、表現したい気持ち、伝えたい気持ち…。

だけど、今、目の前にいる人との
コミュニケーションは? (^^;

実は、ねこ自身、これについては、
本当にいろいろ反省することがあり、
特に数年前の旅行のことを思い出しました。

イギリスとオランダの友人宅を訪れたひとり旅。
当時、mixiに夢中になっていたねこは、
滞在先でも、暇さえあればパソコンに向かって、
旅の写真をアップし、長い文章を書いていました。

でも、そんなのは、本当は帰国してからでも
いくらでもできることで、
本当はもっともっと、その時にしか会えない
目の前の大事な友達とお喋りしておくべきだったと、
今、この動画を見て、あらためて深く反省しています。

決して、旅先やパーティーでのSNSを否定するつもりはありません。
基本的に、ねこ自身、そういうのは大好きです。
実際、リアルタイムにいろいろ発信してします。

だけど、この動画を見て、
「これは本当に、今、やる必要あるかな?」と、
今度からは、一旦、自分に問いかけようと思いました。
とりあえず、写真だけ撮っておいて、
後からアップするというのも、アリですよね。

ただ、実際に、リアルタイムに、今、発信するからこそ、
面白かったり、感動を伝えられたりすることも、
いっぱいあると思います。^^
友達が旅先や海辺、山頂などからいろいろ情報をアップするのを見て、
いいね!を押したり、コメントを書いたりするのも、
その瞬間を共有できた気持ちになれて、すごくワクワクします。

また、実は、FBやTwitterでリアルタイム発信される情報は、
今やビッグデータとして、
電車の遅延状況や、流行っている風邪のタイプの確認など、
貴重なデータとしても活用されています。
(※一般公開になっている情報のみ)

9月15日に投稿したブログで、
"You can't put the genie back in the bottle"
という表現をご紹介したように、
テクノロジーがなかった時代に逆戻りすることはできません。
結局のところ、あとは使い方…ですよね。

さて、何だか今日は、とても小難しいことを、
ゴチャゴチャと書きましたが、結論は1つ!

どんなコミュニケーションにおいても、
“今、自分のしていることに愛はあるかな?”と、
自分自身に問いかけてみればいいのかなと♪

P.S.
なんとも笑っちゃうのは、この衝撃的な動画に
Facebook上で出会ったという事実(笑)
基本的に、ねこは、
ネットの恩恵を受けまくって暮らしているんですね。(^^ゞ

2013年11月8日金曜日

"like"は「好き」とは限らない!?

皆さま、こんにちは。ねこです。
最近、アニメ番組の吹替え翻訳もやっています。
アメリカで放送した番組の脚本を、
日本の声優さん用に訳すという作業です。

例えば、"Look at that"というセリフでも、
登場人物の雰囲気や口の動き、
その場面の緊迫感などに合わせて、

「あれ、見てよ!」
「あれを見てごらん」
「見て!」
「見ろよ!」
「ちょっと、見て!!」

など、いろんな訳しかたがあります。

ちなみに、効果音や叫び声などが多い番組は、
訳すところが少なくてラクですね(笑)


さて、今日は"like"という単語について。
英語学習者が、わりと早い段階で習う単語なのですが、
これが意外にクセモノです。

こちらの2つの文章の意味、分かりますか?

1) What does she like?

2) What is she like?

パッと見た感じだと、どちらの文章も、
「彼女は何が好き?」という意味に思えてしまうのでは?

ところが、この2つの文章、
実は文法的にかなり構造が違います。

1)のlikeは、動詞として使われています。
つまり、もとは、"She likes _______.(彼女は___が好き)" という文章で、
空欄部分をWhatを使って尋ねています。

「彼女は何が好きですか?」という意味になるので、
文脈にもよりますが、回答としては、

"She likes jazz.(彼女はジャズが好き)"
"She likes cats.(彼女は猫が好き)"
"She likes sushi.(彼女は寿司が好き)"
"She likes taking photos.(彼女は写真を撮るのが好き)"

などが考えられます。

2)のlikeは、「~のような」という意味の前置詞です。
もとの文章は、"She is like _______.(彼女は___な感じの人です)"。
回答としては、

"She is kind(彼女は親切です)."
"She is funny.(彼女は面白いです)"
"She is like a cat.(彼女は猫っぽい)"
"She is like my mother.(彼女はまるで私の母親みたい)"

といったものが考えられます。
基本的に、これは人の性格について尋ねる質問です。

外見について聞く場合は、
"What does she look like?(彼女はどんな風に見えますか?)"となります。
(※lookが動詞で、likeは「~のような」という意味の前置詞)


ん~、紛らわしくて、困っちゃいますね。(^^ゞ
でも、まあ、実際の対面コミュニケーションでは、
細かいことは心配しなくて大丈夫!!

間違った回答をしたら、おそらくネイティブは、
「あ~、この人、勘違いしたんだな」と思って、
"For example, kind? funny? easygoing?"
などと例をあげながら聞き直してくれることでしょう。

“間違ったって人が死ぬわけじゃないし~~♪”
という大らかな気持ちでやっていくと、
英語はどんどん楽しくなりますよ。^^

2013年11月7日木曜日

「翻訳者」の綴り

皆さま、こんにちは。ねこです。
猫写真展、いよいよ今週の土曜日までとなりました。
11/9(土)は、翻訳者さんたちをお誘いしております。
普段、オンラインで共同作業をしながら、
お顔を拝見するチャンスのなかった皆さまと
お会いできればと思っております。
もちろん、翻訳者以外の皆さまも、遠慮なくご来場くださいね。

さて、たった今、すごくびっくりしたことをサクッと書きます。
「翻訳者」というのは、英語で「トランスレーター」と言いますが、
その綴りについて。

案外、この綴りを書く機会がないため、
いつも、書く時に、語尾は"-ter"だっけ、"-tor"だっけと
迷うのですが(←コラッ!)
なんと、実はどちらも正解であることが判明しました!

一般的には、"translator"を使うのですが、
"translater"という綴りも間違いではないそうなのです。

スペースアルクの英辞郎には、こんな説明が:

translaterというスペリングもあるが
translatorの方が使用頻度は、はるかに高い。
http://eow.alc.co.jp/search?q=translator&ref=sa

…と、こうやって確認しても、
次回から、余計にどっちか分からなくなることって
ありませんか?

ねこは、そんな時、しょうもない語呂合わせを作ります。
語呂合わせって、ちょっとオヤジギャグっぽくて、
人に言うのは恥ずかしかったりするんですが、
例えば、今回なら、
お~、翻訳者さんなんですね!」って言われるから、
語尾の綴りは"o"の方って覚えるんです(笑)。

実は覚えにくい単語も、結構この作戦でモノにしてきました。
おバカな語呂合わせ、しょうもない語呂合わせほど、
案外、頭に残るものなので、ぜひ、試してみてくださいね♪