2014年7月31日木曜日

"You bet!"

皆さま、こんにちは。ねこです。
月に4回、スポーツクラブに行って、
ベリーダンスやバレトンなどのクラスに参加しています。

で、いつもは、スタジオの後ろのほうで
コソコソッと動いているのですが、
昨日は、インストラクターさんのすぐ近く、
巨大な鏡とご対面する位置になりました。

いやぁ、動きを間違えたらヤだし…と思っていましたが、
こういう位置で運動するのは、とてもいいことですね。
全身がしっかり鏡に映っているので、
常に姿勢や左右のバランスを意識できます。
また、後ろからの姿勢も意識するので(誰も見ちゃいないけど)
指先、つま先まで、いつも以上に丁寧に動かします。
終わったら、もう、普段の倍以上ヘトヘトになりました。

英語の練習についても、同じことが言えそうな気がします。
なんとなく漫然とオーバーラッピングをするのではなく、
文法、冠詞、発音など、細かいところまで意識して、
丁寧にオーバーラッピングをしたら、
同じ3分でも、効果はかなり変わってくる気がします。
さっ、今日から、もっと意識を高めて頑張ろっと。


さて、今日の話題は、
なんとなく馴染めない慣用表現について。
例えば、こんな表現があります。

"You bet!"

直訳すると、「あなたは賭けます」。
実際は、「確かに!/まさにその通り!/もちろん!」
などの意味で使われるのですが、
日本人的感覚からすると、イマイチ納得がいきません。

でも、この表現、実は
"You can bet money on that."
(あなたはそれにお金を掛けてもいいですよ)
つまり、「お金を賭けても、絶対に損しないほど
それは絶対に正しい」というニュアンスなんですね。
そう考えると、ちょっと納得がいきます。

例文を作るとしたら、こんな感じです。

A: Is that true?
(それ、本当?)

B: You bet!
(もちろん!)

とはいえ、この"You bet!"には、
同意する際の「いいよ!」や、
"Thank you"に対する返答としての
「どう致しまして/別にいいよ/気にしないで」
の意味もあるんだとか。

う~ん、イマイチ納得がいかないけれど、
こういうのは、実際にどう使われるかの例文を見て
感覚として身につけちゃうのが手っ取り早いです。

A: Will you call me tonight?
(今夜、電話してくれる?)

B: You bet. (=Of course)
(いいよ)

・・・・・・・・・・

A: Oh, thank you very much.
(わあ、ありがとう)

B: You bet. (=You're welcome)
(どういたしまして)


もう1つ、へんてこりんだなぁ…と思うのが、
こちらの表現。

"Tell me about it."

直訳すると、
「それについて私に教えてください」となり、
実際に、そういう意味でも使えますが、
「その通りです/いやぁ、よく分かるよ」などと
相手の言っていることに同意する意味にもなります。

例えば、こんな会話で使えます。

A: It's so hot and humid today.
(今日は、めちゃくちゃ蒸し暑いよね)

B: Tell me about it.
(ほんっと、そうだね)

似たような表現として、
こんなフレーズもあります。

"You can say that again."

直訳すると、
「あなたは、それをもう一度言っていいです」。
こちらも、「あなたのおっしゃる通りです/同感!/言えてる」
といったニュアンスで使われます。

例えば、こんな会話です。

A: The trains in Tokyo are really crowded.
(東京の電車ってすっごく混んでるんだ)

B: You can say that again.
(だよね)

こういう慣用表現にしても、
in / on / at などの前置詞の使い方にしても、
どんなに理屈やルールを覚えたところで、
実際の会話では、考えるヒマはありません。

会話力アップという意味では、
とにかくたくさん声に出して、
感覚として身につけるのが、
一番の近道だと思います。^^

中・上級者さんは、海外ドラマを
英語字幕で見てみると、
知らない表現にいっぱい出会えますよ♪

2014年7月29日火曜日

翻訳者の反省文

皆さま、こんにちは。ねこです。
「いつもすごく忙しそうだけど、ちゃんと寝てるの?」
と聞かれることがあります。
実はいつもたっぷり眠っております。
睡眠をばっちり確保しすぎているがために、
いつも時間が足りなくてバタバタしているのです。
健康第一!(^^)v


さて、昨日、翻訳2案件を納品しました。
今回はいろんな点で反省すべきことが多かったので、
今後の備忘録も兼ねて、
気をつけるべきことを書いておこうと思います。

■納期が長いことで安心しない

今回、グループ翻訳で役割分担をして
スポーツ番組を訳したのですが、
私が担当したのは、30分番組の前半と60分番組の前半。
実際に訳す部分の長さは、12分程度と25分程度。
通常はそのくらいの分量だと、1週間程度で訳します。

が…、今回は映像をもらったのが6月18日。
納期は7月28日。作業可能期間、1か月以上。
こういうパターンが実は一番危険なんです。
“ああ、まだまだ時間があるから大丈夫”と思って、
普段できなかった用事をやったり、外出したり、
他の仕事を割り込みで引き受けてしまったり。

そして、予想外の体調不良などもあり、
結局、最後の最後で
バタバタと訳すことになってしまいました。

納期が先のものでも、自分なりに
早めに締め切りを設定して、
どんどん仕上げてしまうのが得策ですね。
早めに終わっていれば、急に他の依頼が来ても、
次々と引き受けられるわけだし。^^

■原稿チェックや納品の日が重なるのを避ける

今回、いよいよ原稿の仕上げに入る段階で、
単発の短い別件の話が転がり込み、
つい、引き受けてしまいました。
ところが、そちらもグループでの作業で、
グループ内で原稿をチェックし合う日が
2案件で重なってしまったのです。

グループでの作業の場合、
自分のペースだけで物事を進めることはできません。
2案件が同時に動いている状態だと、
スケジュール的に板挟みになることがあります。
なので、“まあ、なんとかなるかな”
という引き受け方はしないのが得策です。
グループ翻訳は、単独翻訳のとき以上に、
スケジュールに余裕を持つようにしましょう。

■的を絞って原稿チェックをする

グループ翻訳で、例えば、番組の前半と後半で
担当を分けた場合、
ペアを組んだ人と字幕ファイルを交換して、
納品前にチェックし合います。

その際、他人の書いた字幕というのは、
自分の字幕とは違って、客観的に見られるので、
いろいろと“こういう文章にするともっとよさそう”
といったことが思い浮かびます。
(そういう意味で、チェック作業はとても勉強になります)

しかし、それをすべて、
“こんな代案もありますがいかがでしょう”
なんて書いていってしまっては、
チェックに時間がかかりすぎてしまうし、
結局のところ、それって、
“私の代案のほうがいいでしょう”という
ひとりよがりの行為にもなりかねません。

にもかかわらず、今回、ねこは、
あれもこれも…と、
思いつくかぎり何でもかんでも
コメントをしてしまいました。

もちろん、少し言い回しを変えたほうが
読みやすくなる字幕などもあるので、
ある程度の改善提案は大切です。

でも、本当にチェックすべきは、
固有名詞に間違いがないかや、
誤訳や誤字脱字がないかという基本的なポイントです。

今回は、重箱の隅をつつくような
細かいチェックをしたわりには、
固有名詞の表記ミスを見落としてしまい、
クライアント側のチェックで指摘が入りました(汗)。

何のために原稿チェックをしているのか、
本来の意義をしっかり
心に留めておく必要がありそうです。

■早めに全容を把握する
翻訳に取りかかる際、まずは情報収集!と思いつつ、
つい、調べ物にかかる時間を惜しんでしまい、
予備知識がない状態で訳し始め、
表記や事実確認を後回しにしてしまうことがあります。

でも、これは結果的に大きなロスタイムになりますし、
ミスを招く原因にもなります。
例えば、今回のスポーツ番組の場合、
チーム名やら選手名やらが次々と出てきました。

先にチーム名、選手名の日本語表記などを
整理した上で翻訳をしていけば、
表記のブレが出る心配もありません。
また、レースの展開や結果を把握していれば、
その展開にふさわしい言葉選びもできます。

調べ物をしてから訳すのは、
翻訳者の常識なのです。
でも、訳し始める前の、モヤモヤした状態では、
何を調べていいのかも分からず、
まあ、とりあえず訳し始めてみるか…
という発想になってしまいがちです。

全容をつかむための手っ取り早い方法としては、
先にスクリプト(英文)にザッと目を通して、
キーワードになる単語を拾い出し、
そこで一旦、調べ物タイムを設けて
情報を整理してみるのもいいかもしれません。

また、オフライン作業をしていて、
すぐに表記を確認できないときは、
コメント欄に★印などをつけておくか、
字幕ウインドウに(人名)などと書いておいてもよさそうです。
“とりあえず、それっぽい名前を書いておく”というのが、
一番危険であることを、今回、実感しました。

とりあえず、そんなところでしょうか。
今回の反省を踏まえ、
気持ちを引き締めて頑張ります!

2014年7月22日火曜日

アジア英語

皆さま、こんにちは。ねこです。
納涼船に乗りにいった生徒さんから、
「外国人の方がたくさんいて、
英語でコミュニケーションとることが出来ました」
という嬉しい報告がありました。

夏休みシーズン、観光地に行くと、
さまざまな国の人々に出会うことも
多いことでしょう。
文法なんて気にしなくてもいいから、
ぜひ、ちょっと声をかけてみてください。
お互いにとって、いい思い出になりますよ♪


さて、今日の話題は、テレビ東京の
ワールドビジネスサテライト(WBS)から。
7/21(月)の放送で、
「アジア英語に脚光」という特集がありました。

詳細はこちら:
http://www.tv-tokyo.co.jp/mv/wbs/newsl/post_71026/
※リンクがいつまで有効かは分かりませんが…

日本の民間企業の駐在先の6割を
アジア諸国が占めることや、
アジア英語の授業を日本人が受けると、
過度に発音や文法を気にせず英語を話せるようになる
ということを理由に、
インド人などアジア系の講師から
英語を学ぶことが注目され始めているのだとか。

この発想、賛成できる点は、
「過度に発音や文法を気にせず」というところです。
恐れずに言葉を発してみることは、
本当に大切なことだと思います。

しかし、あえて最初から、
アジア英語を選択する必要があるのでしょうか。
その点については、疑問が残ります。

例えば、シンガポールへの赴任が決まり、
日本にいるシンガポール人から英語を習い、
現地の英語に慣れておくというのは、
とてもいい方法だと思います。

ですが、英語の使用目的が決まらないうちから、
あえて訛りのある英語を学ぶというのは、
メリットよりも、デメリットのほうが
大きいような気がしてなりません。

それは、いつか日本を訪れたいと願う外国人が
いきなり東北弁や博多弁を習うのと
似ている気がします。
決して、方言や訛りが悪いと
言っているわけではありません。
それぞれの地域で、実際に話されている言葉ですから、
どの言葉にも、魅力はあります。
でも、何も最初から、それを選ばなくても…
ということです。

英語習得について、ねこは、こう考えます。
リスニングについては、とにかくたくさんの種類の
英語に触れることが重要。
しかし、スピーキングについては、
TOEICのリスニングで扱われる
イギリス、アメリカ、オーストラリア、カナダの
4か国の英語を真似するのが
無難ではないかと思うのです。

世界的な活躍するミュージシャンについて、
こんな話を聞いたことがあります。
常に世界各国を訪れて演奏し、
各地のジャーナリストから取材を受ける彼らは、
どんな訛りのある英語にも慣れていて、
スムーズにコミュニケーションを図ることが
できるそうです。

しかし、例えば、アメリカの1都市のみで
活躍している駆け出しのミュージシャンが
外国人記者から訛りのある英語で質問を受けると、
うまく聞き取れないこともあるとのこと。

世界で活躍したいビジネスマンについても、
同じことが言えるでしょう。
どんな英語でも理解できる力というのは、
とても強い武器になると思います。

とはいえ、スピーキング面でも、
わざわざ訛りのある英語を
話す必要はないですよね。

WBSの特集の中で、インド人が、
インド英語の発音に解説していました。
左が一般的な英語、右がインド英語です。

Wednesday
【ウェンズデイ】 → 【ウェドネスデー】

leisure
【レジャー】 → 【レヤー】

これを知識として知っておくことは、
非常に有益なことだと思います。
しかし、【ウェドネスデー】や【レヤー】が
英語本来の発音だと思い込んで、
アメリカ人やイギリス人と話してしまったら、
混乱が生じますよね。

言葉は常に変わりゆくものですし、
どれが絶対的に正しいと言うこともできません。
ですが、現状、何が無難かということを考えると、
スピーキング面では、いわゆる標準的な英語を
身につけることをオススメしたいと思います。

そして、リスニングの面では、
世界的なミュージシャンと同じように、
どこの国の英語でも理解できるようになるのが
理想ですね。^^

<追記>
日本人の英会話講師の英語も、
帰国子女などでないかぎりは、
当然、「アジア英語」に該当します。

それでも、日本人講師は、
同じ道を通ってきた学習者として、
英語ネイティブにはできないお手伝いを
することができるのではと思います。

これからも、このブログでは、
日本語話者が英語を学ぶ際の
典型的なミスや勘違いなどについて
ちょこちょことお伝えしていくつもりです。

学校でのレッスン中の発音についても、
日々、練習を積んで、
ネイティブに近づこうと努力しています。
でも、決してねこの発音を真似たりはせず、
ネイティブの録音したCDの
オーバーラッピングをシャドーイングを
頑張ってくださいね。

2014年7月21日月曜日

字幕翻訳者の未来は?

皆さま、こんにちは。ねこです。
今朝の読売新聞に
衝撃的な記事を見つけました。
首都圏版2面、総合です。

「テレビに外国語字幕」という囲み記事で、
訪日外国人がより快適に過ごせる環境を目指して、
テレビのニュース番組などに英語や中国語の
字幕が表示されるよう取り組むという
総務省の取り組みについて書かれています。

おっ、新たなビジネスチャンス到来♪
やっぱり日英翻訳も始めようかしら?
と思いつつ、読み進めていくと、
自動翻訳システムで外国語に変換した字幕を
ネット経由で画面に映す仕組みを想定」と
書かれているではないですか。

むむむ…。
総務省によるニュースリリースはこちらです。

「スマートテレビ時代における字幕等の在り方に
関する検討会」取りまとめ(概要) (全4ページ)
http://www.soumu.go.jp/main_content/000301053.pdf

「スマートテレビ時代における字幕等の在り方に
関する検討会」取りまとめ (全60ページ)
http://www.soumu.go.jp/main_content/000301177.pdf

翻訳者として、この手の記事は、
まあ、とりあえず焦ります。
そして、次に、「自動翻訳になんて負けるもんか」
という気持ちになります。

しかし、本当に大事なことは、
言語の橋渡しをして、
人々の利便性を向上するということ。
その視点を最優先しつつ、
このニュースについて客観的に考えてみようと思います。

総務省のリリースには、こんなことが書いてありました。

本検討会においては、以下の2つの典型的なサービスに分けて検討した。

A 正確性(内容、遅延)についてベストエフォート(※6)であること
を、あらかじめ前提としたサービス 

B 高い正確性を確保したサービス(日本語字幕のように、内容面で
の一定の高い正確性(翻訳精度)と最小の遅延で字幕を提供するサ
ービス) 

※6 「最大限の努力」はするものの、品質(正確性)は保証しないもの。 

このベストエフォートといういうのは、
ある意味、このサービスを提供する上での
キーワードになってくるかと思います。

すべて人間の手で訳して字幕を出すとしたら、
コストも時間もかかるため、
自動音声認識や自動翻訳を使うけれど、
その精度が完璧ではないという事実を
視聴者にも分かるようにするという点が重要なのです。

でも、「自動音声認識」を使うというのは、
かなり難しい気がしますね。
例えば、こんな日本語はどうでしょう。

「こちらは、敗者の田中さんです」
「こちらは、歯医者の田中さんです」

どちらも【ハイシャ】で、
発音もアクセントも、まるっきり同じです。

自動翻訳には、対訳コーパスというものを使用して、
膨大な言語データから、適切な訳語を拾い上げる
という方法が取られるかと思いますが、
そもそも音声認識の段階でつまずいてしまっては、
正確な翻訳にもたどり着きません。

ですから、自動音声認識した日本語を
ほんの数秒遅れで、人間が修正し、
それを自動翻訳したものを、
数秒から数分で人間が修正する、
という形が限界という気もするのですが、
実際のところ、技術の進歩は
どこまで来ているのでしょうね。

テクノロジーの進化に対して、
むやみに抵抗感だけを示すというのは、
時代の流れに逆らう行為だと思います。

生き残れる人材、生き残れる会社というのは
テクノロジーを受け入れ、
みずからも変わり続けます。

例えば、イギリスの新聞社フィナンシャルタイムズは、
デジタル化のメリットを生かし、
購読者数をさらに増やしています。
「紙媒体かパソコンかモバイルか
そんな議論はもはや必要ありません」と
マネージング・ディレクターも語っています。
https://www.youtube.com/watch?v=H-pSfblPuWM&list=UUEWplP9qrhNjXVggK5W5CvA
(※動画の字幕翻訳 Byねこ)

しかし、テクノロジーに頼るだけではなく、
テクノロジーに取って代わられないもの、
人間がすべき仕事は何なのか
ということも考える必要もありそうです。

例えば、デジタルカメラの出現と進化で、
素人でも、かなり上手に写真が撮れるようになり、
カメラマンの仕事が激減しているといいます。
それでも、どんなアングルで撮るか、
被写体からどんな表情を引き出すかといった部分は
まだまだ人間に寄るところが大きいように思います。

翻訳にも同じことが言えるでしょう。
電子機器のマニュアルや定型文の多い文書などは、
これから、どんどん自動翻訳される時代になるかと思います。
(自動翻訳した上で、最終的に
人間によるチェックは必要かと思いますが…)

しかし、文学作品や映画、ドラマ、
ドキュメンタリー番組などの翻訳には、
まだまだ人間の感性が必要かと思います。
(少なくとも、そう願っています)

映画『カサブランカ』に、
「君の瞳に乾杯」という名訳があります。
この原文は、
"Here's looking' at you, kid."なのですが、
Google翻訳を使ってみると、
こうなりました。

ここで「見ている、子供。

ああ、よかった。(^^;
まだまだ人間の活躍の余地はありそうです。

でも、ただ、「いぇ~い、人間の勝ち!」
と喜んでいるだけでなく、
訪日外国人の方たちに滞在を楽しんでもらうために
翻訳者として、人間として、
何ができるのかというのは、
引き続き考えていかなくてはいけませんね。

2014年7月15日火曜日

先生やっててよかったと思う瞬間

皆さま、こんにちは。ねこです。
なかなか更新していなくてすみません。(^^ゞ
そうそう、スーパームーンとかもありましたよね。


バッチリ撮っておきました。(^^)v
「スーパームーン」は、英語でも"super moon"です。
ちらりと英語のサイトを探してみたら、
こんなことが書いてありました。

A super full moon occurs when the moon's closest approach to the Earth (lunar perigee) coincides with the phase of full moon. When this happens the moon may seem bigger and brighter. However, for the ordinary star-gazer there will be no significant difference.

まあ、簡単に言ってしまえば、
月と地球の距離が一番近い時が
ちょうど満月に当たる場合って感じですね。
月がより大きく明るく見えるようだけれど、
普通にちょっと星空を見上げる程度の人には
ほとんど違いは分かりませんよ~と書いてあります。
http://www.timeanddate.com/astronomy/moon/super-full-moon.html


さて、前置きが長くなりましたが、
ここからが今日の話題。
先生をやっていてよかったと思う瞬間についてです。

もともと、それほど大いなる志があって
英会話講師になったわけではないのですが(←オイッ)
このお仕事、始めてみたら、
本当に本当に本当に予想をはるかに上回るほど
素敵な仕事でびっくりしました!

とにかく、いろいろと感激ポイントがあります。
まず、英会話を習うのが初めてという生徒さんの
初日のレッスン。
すごい緊張状態でレッスンに入った生徒さんが、
途中から、どんどん笑顔になって、
レッスンを終えて、
「なんだかすごく楽しかったです」
という感想を言ってくれた時。

もう、これは心の中でガッツポーズものです!
英語に限らず、どんなことでも、
「好き」って感情を持てれば、
前に進んでいけるものなので、
とりあえず、“英語への入り口のドア”を
上手に開けられたかな~と思って
うれしくなります。^^

もう1つの素敵な瞬間は、
「先生、英語が通じましたぁ!!!」という
感激の声を聞いた時。
その場所は海外であったり、
国内での外国人との交流であったりさまざまですが、
「なんか、適当でも、けっこう通じるんですね(笑)」
といった言葉を聞くと、
「そうそうそう、それでいいの♪」と思います。^^

講師としては、それじゃいけないのかもしれないけれど、
でも、最初から文法どうこうを押しつけてしまっては、
コミュニケーションの楽しさを知る前に、
英語が嫌になってしまうかもしれないじゃないですか。
なので、まずは、「もっと伝えたい」という気持ちを
持つことを応援したいと思っています。
だって、伝えたい気持ちが大きくなれば、
自然にもっと学びたくなるもの。^^

そして、もう1つのうれしい瞬間。
それは、TOEICのスコアアップや、
英検の合格の報告を受けた時。
もう、これも格別な気分です!!

もちろん、スコアアップや合格は、
講師の力ではなく、ご本人の努力の賜物です。
でも、その努力の段階で、
私自身の経験に基づくアドバイスを
いくつかさせてもらったりなどして、
「それが役に立ちました」なんて言ってもらうと、
もう、なんていうか、ちょっと大袈裟ですが
生きててよかった~って気分になりますね(笑)

実は今日、英検2級の合格の連絡をいただき、
マジでちょっぴりウルッとしました(涙)。
「先生に勧めて頂いたキクタンを
やり続けた効果があったと思います」
なんて言われて、も~。
ああ、感激。

しかも、その生徒さん、
4月に400点台後半だったTOEICが、
なんと今回600点台前半になっただなんて、
泣けちゃうじゃないですかぁ。
ほんと、Sさん、よく頑張りましたね。
これからも応援していますよ。^^

さて、今、これを読んでいる人の中には、
TOEICや英検で、悔しい思いをしている人も
いるのではないかと思います。
実はねこ自身、悔しくて眠れないほどの経験を
何度も繰り返してきたので、
その悔しい思いも、すごくよく分かります。

1つだけ言えることは、
諦めてしまったら、そこで終わりということ。
ねこ自身、1990年代の終わりに
英検1級の二次試験に落ちまくり、
一度は、話す英語を完全に封印しました。
それで、ひたすら翻訳の道を歩んできたのです。

でも、2010年にうっかり英会話講師になり(←コラッ)
そこから、話す英語と再び真剣に向き合い、
それでも、英検1級の二次試験には2回落ち、
ようやく2012年に1級合格を勝ち取りました。
約15年越しのリベンジです。(^^ゞ

もう無理って思ったら、そこでおしまい。
でも、チャレンジし続ければ、
現役の挑戦者です。^^
ねこも、まだまだいろいろ挑戦しまっせ♪

2014年7月10日木曜日

もっと字幕のお話

皆さま、こんにちは。ねこです。
正午に無事、スポーツ番組を納品しました。
今回訳したのは30分番組。
先週の金曜日の夜に、ご依頼をいただいて、
今日の正午に納品です。
まあ、わりと標準的なスケジュールと言えるでしょう。

作業ペースは、もちろん人にもよりますが、
ねこ自身として、安心できるのは、
1日10分+前後1日です。

初日は用語などの下調べ作業と
ハコ切りという字幕を入れる場所を決める作業。
そして、調べ物などもしつつ、
1日あたり10分ずつ訳し、
最後の日は、全体の見直しと文章を推敲をします。

とはいえ、それがスポーツ番組なのか、
歴史や科学のドキュメンタリー番組なのか、
ドラマなのかによっても、
かかる時間は大きく違ってきます。

基本的に、ドキュメンタリーは、
調べ物が膨大なので時間がかかりがちです。
地名、人名、通りの名前、人の年齢など、
固有名詞や数字が出てきた場合は、
それが正しい数字であるか確認する作業も
翻訳者の仕事に含まれます。

最初はこれが苦痛で仕方がありませんでした。
「英語でそう言ってるんだから、
別に調べなくてもいいじゃん」と思っていたのです。

でも、実際に数多くの番組を訳していると、
ナレーションや実況中継などでも、
時々、間違った情報を言っていることがあるんです。
また、数字などの情報確認をしたことで、
自分の誤訳に気づくことも多々あります。

今思うと、翻訳を始めた当初は、
とにかく「期限までに納品する」ということだけで
頭がいっぱいだったんですね。

でも、ある時から、翻訳エージェントや制作会社は
決して自分の「敵」なわけではなく、
一緒に最高の番組を作る「仲間」なんだと
思えるようになり、
申し送りなどを書く時も、
どう書けば、相手が次の作業をしやすいか
というのを考えるようになりました。

視聴者の立場で読みやすさを判断する
ということが少しできるようになってきたのも
そのころからかもしれません。

字幕を客観視するための面白い方法があります。
それは、家族や友達などに、
字幕を入れた映像を見てもらうことです。
「あれ? 今のどういう意味だろう?」
って思うところがあったら言ってねと伝えて、
字幕入りの映像を再生します。

すると、これは本当に不思議なのですが、
自分1人で机に向かっていたときには、
まったく気づかなかったようなことに
自分自身でいろいろ気づくのです。

実際、家族や友人は、
「ああ、分かりやすかったよ」
「面白いね」という程度の感想しか
言ってこないかもしれません。

でも、印刷した字幕リストを持って、
一緒に画面を見ていると、
「あっ、ここの言い回しを変えよう」
「ここの表現は分かりにくい」
ということに気づくのです。
これが視聴者の立場で見るという
ことなのかもしれませんね。

さて、字幕制作ソフトについて
ちょっとお話ししましょう。
先日もお見せした画像ですが、
私たちはこんな画面上で字幕を作ります。


下のギザギザが音声の波形です。
それを適宜2秒から6秒程度で
ちょっきんちょっきんと切って、
字幕を出すタイミングを決めていきます。
これをスポッティングまたはハコ切りと言います。

ハコを切ると、1枚の字幕で使える文字数が
自動的に表示されます。
テレビ番組は、今のところ1秒あたり4文字計算です。

今、入力中なのが137番という字幕ですが、
「最高13.5 使用12.0 残り1.5」と表示されています。


これは最高で13.5文字入れていいですよ。
今、使っている文字数は12文字ですよ。
あと1.5文字入れても大丈夫ですよ。
という意味です。

基本的には「最高XX」と書かれた制限文字数の
前後1~2文字に収めるように字幕を作ります。
カタカナの固有名詞などは、
ひとかたまりの文字として、サッと読めるので、
場合によっては4~5文字オーバーまで
許される場合もあります。

そういう特殊な状況でもないのに、
10文字オーバーなどの字幕を書くと
チェッカー(字幕をチェックする人)が
怒り狂う場合があるのでご注意ください(笑)

でも、例えば企業向けビデオなどでは、
「字数はオーバー気味でも
できるだけ情報を落とさずに書いてください」
という指示が出る場合もあるので、
そのあたりは臨機応変に対応する必要があります。

ところで、ここからは完全に翻訳者さん向けの
非常にマニアックな内容なのですが、
最近、ハコ切り方法をちょっと変更しました。

字幕翻訳の裏ワザについては、
以前のブログ記事をご参照ください。
http://interesting-languages.blogspot.jp/2013/09/blog-post_30.html
http://interesting-languages.blogspot.jp/2013/10/blog-post.html

以前は、8ボタンマウスに
字幕分割のショートカットを割り当てて、
ボタンでサクサクと切っていたのですが、
キーボードだけを使ったほうが、
手の動きが少なくて済むことがわかりました。

やり方はこうです。
「ファイル」→「ショートカットキー設定」で、
「現字幕を分割」を「Ctrl + D」に設定します。
これは一度設定してしまえば、
いつでも使えます。

そして、新規案件の映像が届いたら、
まず、SST G1で読み込み、
自分の担当部分を1枚の長~~いハコにします。
例えば、30分番組なら、30分のハコ1枚か
CMを挟んで15分のハコを2枚作るのです。

次に冒頭部分にカーソルを置き、
左手の小指を「Ctrl」、左手の中指を「D」に、
右手の人差し指を「←」、薬指を「→」に。

あとは「→」で映像を走らせ、音の頭を確認。
3フレ戻しなら「←」をポンポンポンと3回押し、
左手小指と中指の連携プレーで「Ctrl + D」。
こうして、最後までどんどんハコを切っていきます。
この段階で見るのは、あくまでもIN点のみです。
(※1フレ中に入れてカット変わりに合わせる時は、
映像の変わったフレームの1つ右で
「Ctrl + D」を押せば大丈夫です)

その後、また冒頭に戻り、
今度は話のまとまりごとに(5~6枚ずつ)、
原文をコピペして、OUT点の調整をしつつ、
字幕を作っていきます。

OUTの切り方は一旦マウスで縮めてから、
適宜伸ばしてもいいし、
「→」でOUTにすべき場所を確認して
直接TCを打ち込んでもいいでしょう。

ひとつだけ気をつけなくてはいけないのは、
打ち込んだTCのフレームは、
字幕のハコの外になるということです。
例えば10:02:26:03と打ち込んだ場合、
字幕が表示されるのは10:02:26:02までです。

さて、こんな細かい作業の話を聞いても
何だか字幕の世界に惹かれてしまったあなた、
これは、飛び込んでみるしかありません!


翻訳学校の回し者ではありませんが(笑)、
でも、本当に今の自分があるのは、
日本映像翻訳アカデミーと
翻訳仲間たちとおかげだな~と
つくづく思う今日このごろです。^^

2014年7月9日水曜日

"compass"と"stamp"

皆さま、こんにちは。ねこです。
今日はなんだかめまいと頭痛がひどくて、
困ったなぁ…と思っていたら、
実は台風が近づくと、低気圧のせいで
頭痛やめまいの症状を訴える人が
けっこういるのだそうです。

原因が分かると、ホッとするものですね。
そんなわけで、今日はゆっくりと
岩合光昭さんの『ねこ歩き』を楽しみました。^^


さて、昨日のブログの中で
ちょっと気になっていた「コンパス」について
調べてみました。

皆さん、日本語で「コンパス」と聞いたら、
思い浮かべるのは、これですよね。


でも、英語では、方位磁針も「コンパス」と呼ばれます。



ウィキペディアの解説を見ると、
どちらも"compass"と書いてありました。

製図用のコンパス
http://en.wikipedia.org/wiki/Compass_(drafting)

方位磁針
http://en.wikipedia.org/wiki/Compass


もう1つ、紛らわしいなぁと思うのが、"stamp"という英単語。
日本語で「スタンプ」といえば、「ゴム印」のことですよね。
でも、英語では「切手」も同じ単語です。

切手
http://en.wikipedia.org/wiki/Postage_stamp

ゴム印
http://en.wikipedia.org/wiki/Rubber_stamp

一応、正式名称としては、"postage stamp"と
"rubber stamp"という区別はありますが、
日常会話では、どちらも単に"stamp"といいます。

ちなみに、日本で使う印鑑(印章)は、
"seal【スィール】"と言います。
http://en.wikipedia.org/wiki/Seal_(emblem)

「アザラシ」も同じ単語"seal"です。

シール(スィール)といえば、
日本でいう「シール」は、英語では"sticker"。
まあ、日本語でも「ステッカー」とも言いますよね。

そして、不思議なことにLINEで使う「スタンプ」を
英語版アプリでは"sticker"と言います。

あ~、なんだか連想ゲームがどこまでも続きそうなので、
このへんでおしまいっ!


2014年7月8日火曜日

台風の名前

皆さま、こんにちは。ねこです。
大型の台風が接近中ですね。
台風情報を確認しようと
日本気象協会のホームページを見ていたところ
ふと面白いことに気づきました。


えっ、何? 「ノグリー」って?
Neoguriを検索してみたら、
Wall Street Journalのサイトでも、
日本の台風のニュースが取り上げられていました。

Typhoon Neoguri Sweeps Across Japan's Okinawa Prefecture
http://online.wsj.com/articles/typhoon-neoguri-sweeps-across-okinawa-1404803382

う~ん、で、ノグリーって名前は、
いったいどこから来たのかしら?
ハリケーンはアルファベット順に
名前がつけられていきますが、
Neoguriの「N」は、アルファベットだと14番目。
でも、今回の台風は8号です。

その謎に答えてくれるページがこちらにありました。

台風の番号と名前(気象庁)
http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/typhoon/1-5.html

簡単に内容をまとめると、
2000年から、北西太平洋または
南シナ海の領域で発生する台風には、
固有の名前(加盟国などが提案した名前)を
付けることになったとのこと。

あらかじめ用意した140個の名前を順番に使って、
すべて使い終わったら、最初の名前に戻るそうです。
ちなみに、今回の「ノグリー」は53番目で、
韓国語の「たぬき」という言葉。
54番目はタイ語の「ラマスーン(Rammasun)」で、
「雷神」という意味です。

台風名として使用される日本語は、以下のとおり。

5番目 Tembin テンビン てんびん座
19番目 Yagi ヤギ やぎ座
33番目 Usagi ウサギ うさぎ座
47番目 Kajiki カジキ かじき座
61番目 Kammuri カンムリ かんむり座
75番目 Kujira クジラ くじら座
89番目 Koppu コップ コップ座
103番目 Kompasu コンパス コンパス座
117番目 Tokage トカゲ とかげ座
131番目 Hato ハト はと座

なぜか、日本はすべて星座の名前にしたんですね。
っていうか、コンパス座というのが
ちょっと引っかかるんですが、そのお話は、また今度。

最後にオマケで、地球上の風の動きを
表示しているサイトをご紹介します。
http://earth.nullschool.net/


妙に神秘的すぎて、現実感がないですね。
でも、実際に台風は猛威を振っているので、
皆さん、安全確保をしっかりと!

2014年7月7日月曜日

星の話

皆さま、こんにちは。ねこです。
「七夕って雨が多いですよね」と言っていたら、
生徒さんから面白い話を教えてくれました。

まず7月6日が雨が降るというのは、
牽牛(彦星)が織女(織姫)に会うために、
洗車をしているからなので、「洗車雨」と言われ、
7月7日に雨が降るのは、逢瀬の後に流す涙か
逢瀬が叶わなかった悲しみの涙で、
「酒涙雨・催涙雨・灑涙雨【さいるいう】」と
呼ばれているのだとか。

あっ、洗車と言っても、牛車【ぎっしゃ】だそうです。
決して真っ赤なスポーツカーとかではありませんよ(笑)

ちなみに、織姫はこと座(Lyra)のベガ(Vega)
彦星はわし座(Aquila)のアルタイル(Altair)です。



ところで、占星術の12星座(Star Signs)を
英語でそれぞれなんと言うか知っていますか?
せっかくの機会なので、以下にまとめてみました。
【  】の中は、実際の英語的発音です。

牡羊座:Aries(アリエス)【エリィズ】

牡牛座:Taurus(タウラス)【トーラス】

双子座:Gemini(ジェミニ) 【ジェミナイ】

蟹座:Cancer(キャンサー) 【キャンサー】

獅子座:Leo(レオ) 【リーオゥ】

乙女座:Virgo(ヴァルゴ) 【ヴァーゴゥ】

天秤座:Libra(ライブラ) 【リブラ】

蠍座:Scorpio(スコーピオ) 【スコーピオゥ】

射手座:Sagittarius(サジタリアス) 【サジテリアス】

山羊座:Capricorn(カプリコーン)【キャプリコーン】

水瓶座:Aquarius(アクエリアス)【アクウェリアス】

魚座:Pisces(ピスケス) 【パイスィーズ】

こちらのサイトの絵をクリックすると、
http://www.starsigns.com/
各星座の特徴がずら~っと英語で説明されているので、
興味がある人は読んでみてくださいね。

2014年7月5日土曜日

ちょっと字幕のお話

皆さま、こんにちは。ねこです。
ちょこっとテレビ番組のご案内。
今夜(7/5)23:00から、日テレに
字幕翻訳者の戸田奈津子さんが登場するそうです。
http://www.ntv.co.jp/rockyou/kokoro/2014/07/05/index.html

番組の詳細は分かりませんが、
どうやら、翻訳実践などもある模様。
映画が好きな人、言葉が好きな人、必見です!

ちなみに、今どきの字幕は、
こんなソフトを使って字数制限や
画面上でのバランスを考えながら作ります。



画面の下にギザギザ出ているのが音の波形です。
それを見つつ、音を聞きつつ、
セリフの出だしと言い終わりのところなどで、
ちょきちょきと区切りを作っていくと、
字幕1枚ごとの制限字数が表示されます。

ストップウォッチを使っていた時代もあるので、
本当に便利になったものですね。(^^;

とりあえず、今日のところはこのへんで。
映像翻訳について詳しく学びたい人は。
ねこの通った日本映像翻訳アカデミーへどうぞ♪
7月27日(日)には、オープンスクールもあるそうです。
http://www.jvtacademy.com/

2014年7月4日金曜日

雇用統計と独立記念日

皆さま、こんにちは。ねこです。
アメリカの雇用統計の改善を背景に、
ダウ平均が史上初めて
1万7000ドルを突破しました!

以前は、この手のニュース、
「へ~~~、そう。それで?」という感じで聞いていましたが、
もっと世の中に興味を持たなければと反省し、
勉強のために国内株と外国株をちょっぴり購入したことで、
前より興味が持てるようになってきました。

というわけで、雇用統計とダウ平均に関するニュースの
英語をチェックしてみたいと思います。
今回取り上げるのは、TIMEとCNNサイトです。

まずはTIMEの記事がこちら:

Unemployment Rate Dips to Lowest Level Since 2008
http://time.com/2953438/jobs-report-unemployment-rate-economy/

そして、CNNがこちら:

Great jobs report: Strong hiring, unemployment down
http://money.cnn.com/2014/07/03/investing/june-jobs-report/index.html?iid=Lead&hpt=ibu_c2

ニュースのキーワードとなる単語を拾ってみました。

job growth
雇用拡大

beat expectations
予想を上回る

unemployment rate
失業率

job creation
雇用創出

outpace
~を上回る

dipped from 6.3% to 6.1%
6.3%から6.1%に下がる

stock market
株式市場

Dow Jones Industrial Average
ダウジョーンズ工業株平均

the Bureau of Labor Statistics
労働統計局

labor force
労働力

hourly wage
時間給

federal minimum wage
連邦最低賃金

英語の上級者さんは、
記事全文を読んだり、訳したりするのもよし、
初級者さんは、記事をプリントアウトして、
ここに挙げた単語を探して
赤線を引いてみるというのもいいかもしれません。

TOEICのパート7では、必要な単語を
瞬時に見つけ出す力も大切です。
さぁ~っと目を動かして、パッと見つける。
ニュース記事というのは、
そういう練習にも使えるんですよ。^^


ところで、今日7月4日は、
アメリカ合衆国の独立記念日です。
ハリケーンの接近で予定変更もあるようですが、
全米のあちこちでいろいろなイベントが行われます。

これをどうにかして、日本で見られないものかと
いろいろ調べてみたところ、
こんなサイトが見つかりました。
http://www.nbc.com/macys-4th-of-july-fireworks-spectacular

生中継ではないのですが、
どうやら、その花火イベントの動画が
上記のサイトで楽しめるようです。

メイシーズの公式サイトの案内を見ると
http://social.macys.com/fireworks/?cm_mmc=VanityUrl-_-fireworks-_-n-_-n
イベントの時間は米東部時間で7月4日(金)の午後8時から。
そして、イベントの録画映像が公開されるのは、
午後10時からなので、
日本時間では、7月5日(土)の午前11時からです。

どうなんでしょう?
日本でも見られるのかしら?
万が一、ドメインの問題で見られなかったらごめんなさい。(^^ゞ

YouTubeに昨年の花火中継の映像が
アップされていました。


録画とはいえ、日本にいながら、
海外のテレビ番組を楽しめるなんて、
本当に時代は変わりましたねぇ。^^

2014年7月3日木曜日

上半期・下半期

皆さま、こんにちは。ねこです。
ふと気づけば、上半期が終わっていました。
上半期は英語で、"the first half of the year"
下半期は"the second half of the year"です。
わりと簡単ですね。^^

さて、半年前、何をしてたかなと振り返ってみたら、
ちょうど、地中海ネコ撮影旅行を終え、
成田に到着したのが1月3日でした。

えっ!?? なんだか
ほんのちょっと前のことのようなのに、
もう、あれから6か月が経っていようとは…。

そうです。6か月という時間は、
案外あっさり過ぎてしまうものなのです。
この半年、いったい何をしたかしら…? (^^;

6か月という時間は、
「何かをやろう」と心に決めて取り組めば、
それなりに効果を上げられる時間です。
逆に、ぽわんと過ごしてしまえば、
何もしないまま惰性で過ぎてしまう時間でもあります。

例えば、楽器の練習、語学習得、筋トレなど、
毎日ちょっとずつでも取り組んでいれば、
半年後には、それなりの効果が見られるものです。
さて、下半期、皆さんは何を頑張りますか?^^

そうそう、ねこは今日、
ようやくキクタンSuperを終えました。


いつ始めたんだっけ? (^^;
復習だけやって、前に進まなかった日も多いので、
かなりの時間がかかりましたが、
それなりにボキャブラリーは増えたかな。

ここからの半年は、
とにかく海外ドラマと映画を見まくって、分析して、
本物の英語をとことんインプットしていこうと思います。
あ、もちろん見る&聞くだけじゃなくて、
どんどん声を出して練習していきますよ。^^


ところで、今日のレッスンで、
「今年やりたいこと」というトピックがあったのですが、
看護師をしている生徒さんが、
「救護員の資格を取りたい」と言っていました。

救護員、救護員…。
電子辞書やアルクのオンライン辞書で調べてみたところ、
"aid man"という訳語が見つかりましたが、
どうやら軍事用語扱いのようで、
なんだか引っかかります。

そんなわけで、一旦保留にさせてもらってリサーチ開始。
まず、「救護員」とは何なのかを日本語で調べてみたところ、
赤十字のホームページに詳しい情報がありました。
https://www.med.jrc.or.jp/nurse/kango_relief.html

こういう仕事をする人を英語でなんと呼んだらいいのか。
リサーチをする中でたどり着いたのが、
こちらのサイトです。
http://www.workingnurse.com/articles/Disaster-Relief-Nursing

仕事の名前としては"disaster relief nursing"
そして、その仕事をする人を"disaster relief nurse"
と呼ぶのがふさわしいように思われます。

とりあえず、これは現時点でのリサーチ結果なので、
万が一、ほかに英語の定訳が見つかった場合は、
あらためて、このブログでお知らせしますね。

Hさん、救護員の目標、応援していますよ♪

2014年7月2日水曜日

lbって何ですか?

皆さま、こんにちは。ねこです。
今、ブログの管理ページを見たら、
なんと総アクセス数が9万件を突破していました!!
びっくり。。。

10万件になったら、何か記念にやろうかしら。
って、何しよう? (^^ゞ


さて、今日は量り売りの話題です。
皆さん、スーパーのお肉やお総菜売り場などで、
店員さんにグラム数を伝えて買うってことはありますか。
それを外国でやったことはありますか。

ねこは、ほんの数年前までは、
外国で量り売りのものを買うことができませんでした。
何をどう言ったらいいか分からないし、
何か聞かれて分からなかったら恥ずかしいし…。(^^;

でも、この1~2年の間に、
よくも悪くも、おばちゃん的図々しさを身につけたのか、
何でも平気でチャレンジできるようになりました。
この前の年末には、まったく言葉の通じない
イスタンブールの商店街で、
身ぶり手ぶりでオリーブの量り売りをゲット。
ああ、向かうところ敵なし(笑)。

ところで、この量り売り、日本の場合だと、
大抵、100グラムあたり何円というのが書かれていますよね。
ヨーロッパも、イギリス以外では、
100グラムあたり何ユーロ、何リラという表示です。
それがアメリカだと、こんなふうに書かれています。


これは、対面で量ってもらうものではなく、
自分でビニール袋に入れて、
レジで重さを量ってもらうものですが、
この単位、分かりますか。

BULK GARLIC $3.99 LB

このLB(お店によっては小文字でlb)は、
ポンドという単位を意味します。
1ポンドは453.59237グラム。
まあ、1キロの半分弱と覚えると簡単です。

そこまではいいのですが、
なんで"pound"なのに、"LB"なんでしょう。
それが、ここ数年、ずっと気になっており、
ようやく調査をしました。
いくつかのサイトの情報を総合すると、こんな感じです。

昔々、メソポタミア地方で、
人ひとりが1日に食べるパンを作るのに
必要な粉の重さとして「ポンド」が定められました。
そして、古代ローマでは、
この単位を「リブラ (libra)=天秤」と呼んだため、
その略号が"lb"となったというわけです。

ちなみに、各国語での表記は以下のとおり。

英語: pound(パウンド)
オランダ語: pond(ポンド)
ドイツ語: Pfund(プフント)
フランス語: livre(リーブル)
スペイン語: libra(リーブラ)
イタリア語: libbra(リッブラ)

フランス語やスペイン語圏ならlbでいいけれど、
英語圏ではpdとかにすればいいのにねぇ…
と思うのは、ねこだけでしょうか。
英語ネイティブたちは、lbの由来、
みんな知ってるのかしら。

ところで、お店には、他にこんな表示もありました。
ちょっと見にくいんですが、分かりますか。


BAG ONIONS 2.49 EA

という表示が出されています。
(よく見えないけど、たぶん)

このEAというのは、eachの略で、
タマネギ1袋(ネット)あたり、2.49ドルということ。
こちらは量り売りではなくて、1袋単位の値段です。

アメリカのスーパーで何となく撮ってきた写真からも、
いろいろ発見があるものですね。^^