2016年3月13日日曜日

単語には二度出会え!

皆さま、こんにちは。ねこです。
時々、新しい単語が一瞬で、
記憶に定着する瞬間があります。

先日、翻訳の仕事をしていたら、
smittenという単語が出てきました。
お初にお目にかかる単語です。

smiteというの過去分詞形で、
「打ちのめされる」などの他に、
「感情を揺さぶられる」
「心を奪われる」などの意味があり、
恋愛感情についても、
使われることがあります。

翻訳した文章の中では、
"She is smitten."という形で
出てきました。
つまり、この彼女は、ステキな男性に出会い
「すっかり心を奪われてしまった」
という描写です。

この文章を訳した数日後、
コンサート会場で、
アメリカ人の作曲家が
曲の解説をしているのを聞きました。

すると、なんとそこでも、
"I was smitten."という表現が
出てきたのです!
魅力的な女性に出会い、
すっかり一目惚れをしてしまった
というストーリーでした。

数日前、辞書で"smitten"を調べた時は、
“ふぅん…こんな単語、誰が使うんだろ?”
と思ってしまったのですが、
こんな風に、目の前で、
誰かがその単語を使っているのを聞くと、
“うわっ! 今、"smitten"って言ったよね!!”
と、アドレナリンが駆け巡ります。

こんな風に大きな刺激と共に、
脳にしっかりと刻み込まれた単語は、
“うろ覚え”の状態から、一気に、
“知ってる単語”の仲間入りを果たします。

こんな風に、二度出会うチャンスを
増やすには、多読多聴がオススメです。
洋書を読んでいて出てきた単語が
海外ドラマの中で出てきたり、
新聞に出てきた単語が、
映画の中で出てきたりすると、
“おぬし、また出会ったな!”と驚くことになり
脳への大きな刺激が送られ、一気に定着します。

“勉強しなきゃ”と意気込みすぎると
なかなか始められなかったりするものなので、
手当たり次第、映画や海外ドラマを
見まくるというのも、
英語とお近づきになるひとつの手です。

日本語字幕を英語字幕に変えると、
さらに、目からの刺激も増えますよ♪