2016年7月9日土曜日

"a long way to go"

皆さま、こんにちは。ねこです。
昨夜、映画翻訳の仕事が一段落しました。

あっ、読み方は、(正)【いちだんらく】です。
最近、(誤)【ひとだんらく】と
発音する人も増えてきたようですが、
日本語の伝統的な読みとしては
【いちだんらく】です。

「ひと区切り」や「ちょっとひと息」、
「ひと休み」などと混同して、
誤用が増えたようですね。
(いずれは、辞書が変わるのかしら)

さて、今回の案件、ちょっと変わっていて、
1つの映画の吹き替えと字幕を
両方訳してくださいという依頼でした。
もう1人の翻訳者さんと、前後半に分けての作業。
ねこは今回、吹き替えも字幕も、
後半を担当しました。

吹き替え翻訳では、
ドアの閉まる音、車のエンジン音、
咳払い、ため息、靴音などに加えて、
口元が画面に映っているかどうかなどの
情報も書き込まなくてはなりません。

これらは、字幕の作業では、まったく
気を配らなくていい内容なので、
つい、いろいろ見落としが出てしまいます。

そんなわけで、吹き替えに対しては、
苦手意識があるのですが、
あらためて「実際に人が話す言葉」と、
「文字で書かれる話し言葉」
(ドラマの字幕や小説の会話など)の
違いなどを実感することができ、
いろいろと勉強になりました。

翻訳の仕事、かなり長く
やっている気がしますが、
本当にまだまだです。
この「まだまだ」というのを表す
英語表現があります。

"a long way to go"

文例としては、こんな感じです。

There's still a long way to go toward a solution of this problem.
(この問題の解決までは、まだまだ長い道のりです)

I still have a long way to go.
(いやぁ、私は、まだまだですよ)

翻訳についても、英会話についても、
謙虚な気持ちで、引き続き
努力を続けていきたいと思います!