2017年7月31日月曜日

NRT BASE

皆さま、こんにちは。ねこです。
成田空港は7月28日、
航空旅客数10億人を達成したそうです!

折しもその当日と翌日、空港撮影の
特別なイベントが開催されました。
第0回 成田空港特別撮影体験会です。
http://www.charlies.co.jp/?p=8917

参加者は金曜の夜に
滑走路間近のマロウドホテルで
セミナーを受け、そのまま宿泊し、
翌日の朝9時から貨物地区見学、
滑走路横の制限エリアでの撮影、
JAL格納庫の見学と機内食の試食という
超豪華スケジュール!!!

今回のこの「第0回」というテスト企画に
かなりの応募者が殺到したようですが、
強運の持ち主であるねこは、見事当選。
夢のような時間を過ごしてきました。

バスの中から、すでにこんな感じ(笑)


滑走路横にNARITAという文字があるのを
知っていますか?
あの文字の横あたりでバスを降ります。


うわっ!! でかっ!! 近っ!!


出発ラッシュで、飛ぶわ飛ぶわ。


みんなの師匠、
チャーリィ古庄先生の後ろ姿です。


せっかくなので、横顔も♪


チャーリィ古庄さんについて
もっと知りたい人は、公式サイトへ。
http://www.charlies.co.jp/

いやぁ、それにしても
飛行機って美しい!!!



参加者の皆さんが撮影した写真は
インスタグラムやTwitterの
#nrt_pr_エージェント
で見られます。

撮影のあとは、
日本航空さんの格納庫へ。

格納庫は撮影OKだけれど
SNS投稿はNGなので、
写真はアップできません。
いやぁ、ほんとお見せしたい!

まず教室のような場所で
飛行機についての講義を聞き、
参加者の代表4人が、
救命胴衣を膨らませるのを体験。
(かなり大きい音がしてびっくり!)

そして、ヘルメットを着用し、
いざ、飛行機とご対面!!


あまりの美しさに
本当に息が止まりそうでした。

飛行機のお腹の下も歩かせてもらえるし
エンジンの前で撮影もできるし、
車輪にも触らせてもらえるし、
とにかく、現実とは思えないような世界。

そして、最後は、NAAさんのご厚意で
ビジネスクラスの機内食もいただきました。


もちろん、撮りますとも(笑)


なんと、お土産つき。


今回の企画には、成田市も
協力してくださっているとのことで
成田山の招福箸も!

実はねこにとって、
成田空港というのは、
本当に特別な場所です。
「英語人生の原点」と言っても
いいかもしれません。

小学校5年生の時、出迎えで
成田空港を訪れた際、
英語のアナウンスが流れ
外国人が行き交う空間に
すっかり虜に。
翌日にお小遣いを握りしめ
英語辞書とNHKの基礎英語の
テキストを買ったのが
すべてのはじまりでした。

その英語への情熱は、
数十年経った今も
今でもまったく消えず、
字幕や歌詞を訳したり、
外国人を案内したりする仕事を
日々、楽しんでいます。
ちょうど先日、映像翻訳の学校が
記事を書いてくれました。

すべてのはじまりは成田空港。
ベースはNRTにあり。
NRT BASEというステッカーや
キーチェーンは、
成田をベースに撮影する人や
成田をベースに飛んでいる
フライトクルーに
愛されているグッズですが、
私にとっては、
自分の原点を思い出させてくれる
本当に特別なアイテムです。


<本日のおまけ>
これまでの飛行機&空港ネタを
まとめてみました。

ソウル経由ニューヨーク(一部A380レポートあり)
http://interesting-languages.blogspot.jp/2016/03/blog-post_23.html

シカゴ経由ニューヨーク(ほんのちょっとだけB787の話)
http://interesting-languages.blogspot.jp/2015/09/blog-post_9.html

翻訳の極意
http://interesting-languages.blogspot.jp/2015/10/blog-post_9.html

本物の飛行機マニアの皆さま、
いろいろ間違っているところも
あるかもしれませんが、
温かく見守るか、
Office NEKOまで
ご連絡くださいませ(笑)

2017年7月30日日曜日

5か国代表の本音

皆さま、こんにちは。ねこです。
GCAIのイベント
「GCAI LAB -5カ国代表が徹底トーク!
ここがヘンだよ日本のインバウンド対応」
行ってきました!

いやはや、思っていた以上に
いろいろな発見がありましたね。
ただおかしな点を指摘するだけではなく
どういう部分が違うのか
どうしたらいいのかといった
建設的なコメントも多く
とても参考になりました。

特に印象に残っていることを
いくつか書いてみようと思います。

◆多言語サイト
ただ同じ内容を各国の言葉に訳すだけではダメ。
国によって「面白い」と感じることや
「当たり前」と思えることが違うので
どの国の人をターゲットにしたいのかを
意識して、内容を変える必要がある。

◆トランスクリエイト
ただ、文字を訳すだけではなく
ネイティブによる
クリエイティブ・ライティングが理想。

◆サイトや誌面のデザイン
何をカッコイイと感じるかの基準も
国によって違う。
英語圏の人に対する発信は
ポイントを絞ることが大事。
ビジュアルを多用し、文章は短く簡潔に。

◆動画の重要性
動画で伝えることのできる情報は
文字よりもはるかに多い。
飲食店への入り方やスタッフの紹介などを
動画で見せることで、
どんな場所だろうという不安を
取り除くことができる。
英語圏の人は、SNSなどで
友人がシェアした動画を見て、
「自分も行ってみたい」と
思うことが多い。

ざっとまとめだけ書きましたが
トークの中では、
面白い具体例が豊富に語られ、
思わず声を出して笑ってしまう場面も
たくさんありました。
できることなら、
動画でお伝えしたいくらいです(笑)


2017年7月25日火曜日

翻訳関連記事のまとめ

皆さま、こんにちは。ねこです。
翻訳について書いた記事を
リストアップしてみました。

翻訳者の皆さんにとって
特に役に立ちそうなものに
★印をつけています。

「一人称・二人称をどう訳す?」
http://interesting-languages.blogspot.jp/2016/09/blog-post_20.html

「英語と日本語のはざまで」
http://interesting-languages.blogspot.jp/2016/03/blog-post_14.html

「アカデミー賞を訳す」
http://interesting-languages.blogspot.jp/2016/03/blog-post.html

「最近の翻訳の仕事のこと」
http://interesting-languages.blogspot.jp/2016/02/blog-post_12.html

「映画『写真家ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のこと』」
http://interesting-languages.blogspot.jp/2015/12/13.html

「柴田元幸氏が字幕を訳す」
http://interesting-languages.blogspot.jp/2015/11/blog-post_19.html

「翻訳の極意」
http://interesting-languages.blogspot.jp/2015/10/blog-post_9.html

★「ネイティブの力を借りる」
http://interesting-languages.blogspot.jp/2015/09/blog-post_11.html

★「引きこもらない翻訳術」
http://interesting-languages.blogspot.jp/2015/06/blog-post_17.html

★「翻訳と日本語」
http://interesting-languages.blogspot.jp/2014/10/blog-post_10.html

「翻訳者と調査力」
http://interesting-languages.blogspot.jp/2014/08/blog-post_30.html

★「翻訳者の反省文」
http://interesting-languages.blogspot.jp/2014/07/blog-post_29.html

★「もっと字幕のお話」
http://interesting-languages.blogspot.jp/2014/07/blog-post_10.html

「ねこ的翻訳事情」
http://interesting-languages.blogspot.jp/2014/05/blog-post_16.html

★「裏ワザ補足説明」
http://interesting-languages.blogspot.jp/2013/10/blog-post.html

★「字幕翻訳修業と裏ワザ」
http://interesting-languages.blogspot.jp/2013/09/blog-post_30.html

「翻訳のあれこれ」
http://interesting-languages.blogspot.jp/2013/08/blog-post_6.html

「翻訳は面白すぎる」
http://interesting-languages.blogspot.jp/2012/11/blog-post.html

「日英字幕翻訳」
http://interesting-languages.blogspot.jp/2012/09/blog-post.html

「翻訳者の悩み」
http://interesting-languages.blogspot.jp/2012/07/blog-post_13.html

「字幕のお話」
http://interesting-languages.blogspot.jp/2011/12/blog-post.html

「常用漢字表 ~改定に泣き、改定に笑う~」
http://interesting-languages.blogspot.jp/2011/01/blog-post_25.html

いやはや、よく書いたもんですねぇ(笑)
仕事の取り組み方は人それぞれなので、
参考になるかはわかりませんが、
何か1つでも役に立つ情報を
見つけていただければ幸いです。

2017年7月24日月曜日

気になるイベント

皆さま、こんにちは。ねこです。
最近、仕事と遊びの境目が
どんどんなくなっている気がします。

イベントやセミナーなどに
ちょくちょく足を運ぶのですが、
「これって、仕事だっけ?
遊びだっけ?
まあ、どっちでもいっかぁ」
という感じです(笑)

『ブラタモリ』を見ながら
「今、仕事中」と言えちゃいます。
(誰に言うんだ?)

さて、イベントのご案内です。
今、ライティング講座でお世話になっている
コミュニケーションの学校のGCAIが
今週末、面白そうな無料イベントを開催します。

GCAI LAB -5カ国代表が徹底トーク!ここがヘンだよ日本のインバウンド対応-
http://www.jvta.net/extracurricular/gcai-lab-application/

GCAIのサイトに掲載されている内容を
一部、こちらにも掲載しますね。


【当日はこんな話が聞けます!】
  ●外国人の目に留まる素敵なフォントはこれ!
  ●英語が分かる店員がいなくても、こんな動画があれば大丈夫
  ●親切な英語表記の看板。それでも意味が分からない!?
  ●街に増えた中国語の表記。それでも、改善が必要な理由
  ●大切なのは、外国人の視点に立って伝えること ほか
  
  【第1部】パネルディスカッション(19:30~21:00)
  ●国別紹介!外国人は日本の情報をどこで手に入れているのか
  ●ここがヘンだよ日本のグローバル情報発信
  ●日本の情報発信のここが好き!
  ●あなたに望むグローバル情報発信(グローバル・パブリシティ) ほか
  
  【第2部】交流会(21:00~21:30)
  パネルディスカッション終了後に、30分ほどの交流会を開催します。グローバル情報発信に興味ある、さまざまな職業人が集結する交流会ではきっと想像もしないような“化学反応”が起きるはず。ぜひお気軽にご参加ください。※フリードリンクあり

日程 2017年7月28日(金)
時間 19:30-21:30
場所 GCAI 国際コミュニケーションアーツ学院(日本映像翻訳アカデミー3F)
金額 0円(税込)

いやぁ、無料って素敵!
「こういう無料のイベントって、
終わったあと、勧誘がしつこいんじゃない?」
と心配する人がいるかもしれませんが
この学校、笑っちゃうほど
勧誘してきません(笑)

そういえば、2001年に
映像翻訳の学校JVTAの説明会に行った時も
学校代表の新楽氏は、
「ぜひ、他の学校もいろいろ見て
じっくり比べてから決めてください」と仰って、
全然勧誘してくれないので(笑)、
逆に慌てて申し込んじゃったっけ。

まあ、とにかく、
いいことを一生懸命やっている学校なので
お時間がある人は、
ぜひ、イベントに足を運んでみてくださいね。
ねこも行きます!

2017年7月21日金曜日

インバウンド・ジャパン2017

皆さま、こんにちは。ねこです。
インバウンド・ジャパン2017の
各種セミナーに参加するため
東京ビッグサイトに行ってきました。


ニュースなどでも
「インバウンド」という言葉を
聞かない日がないというほど
世の中はインバウンド・ビジネスに
大騒ぎしていますが、
そもそも「インバウンド」って
どういう意味なんでしょう。

 inbound〔形容詞〕
 本国行きの、帰航の
 (交通機関などが)市内へ向かう

例えば、ボストンの地下鉄では
市内に向かうことをinbound
郊外に向かうことをoutboud
と表現しています。


inboundoutbound
基本的な概念って
そんな感じなんです。

これと同じ感覚で
日本に向かってやってくる旅行客を
対象としたビジネスを
「インバウンド・ビジネス」と言ったり、
訪日外国人に対応することを
「インバウンド対応」などと
言うようになったんでしょうね。

今、日本では、インバウンドと言えば
「訪日外国人関連の何か」というイメージが
すっかり定着しているようですが、
英語でinbound businessと言った場合、
必ずしも、そういう意味にはならないので
気をつけましょう。

さて、今回、いくつかセミナーを
受講してみたのですが、
その中で最も衝撃を受けたのが、
「外国人の心に響く情報発信の秘訣
…インバウンド対策の鍵は外国人目線!」
というジープラスメディアさんの講演でした。

このセミナーで強調されていたのが
以下の3点。

・ネイティブ表現
・外国人目線
・コミュニティ感覚

特に「ネイティブが書くことが大事」
なのだそうです。
「検索エンジンでは、
おかしな英語はヒットしない」のだとか。
(えーー?? マジですか!??)

歌詞対訳などを検索すると、
機械翻訳の変な日本語が
ヒットすることも多いので
必ずしもそうとは限らない気がしますが、
ネイティブの書いた表現じゃないと
検索結果の順位は下がるというのは
きっとあるのでしょうね

そして、外国人目線。
うん、確かに、それも大事です。
外国人目線で発信しているつもりでも
日本で生まれ、日本で育った人が
発信する情報は、結局のところ、
かゆいところに手が届かなかったり
するのかもしれません。

コミュニティ感覚というのは、
例えば、食べログやTripAdvisorのように
情報が集約されている場所で
ユーザー同士の情報交換が
積極的に行われているということ。

 日本に住んでいる外国人を
 巻き込むことがポイント

 日本にいる外国人が、
 海外にいる外国人への一番近い情報発信源

ジープラスメディアの時澤社長は、
こういったことを
繰り返し仰っていました。

そっか…。

頑張って英語で情報発信を…と考え
ホームページを開設し、
ライティング講座を受講し、
ブログ執筆に尽力しようと思っていた矢先に
こういうお話を聞いたので、
正直言って、ちょっと動揺しました。

しかし、「なぜ浅草に訪日客が集まるのか」
というセミナーで、
浅草観光連盟の理事、飯島様のお話を聞いて
少し勇気が湧いてきました。


印象的だったのは、次の言葉。

なにもしないと誰も来ない

ただ何もしないでいたのに
自然に浅草に観光客が集まったわけでは
ないのだそうです。

浅草観光連盟は、2006年にホームページを開設。
2010年にTwitterの利用を開始。
2011年にFacebookの利用を開始。
その後も、365 ASAKUSAというアプリや
GuidebooQなどのツールを
積極的に活用しているとのこと。

雷おこしも、当初、外国人観光客には
まったく知られていない状態で、
実際に購入していくお客様は、ほとんど
日本人のおばちゃんたちだったそうです。

しかし、雷おこしについての情報を
一生懸命発信していったら、
今では、実際にお店を訪れて購入し、
SNSなどで情報発信をしてくれる外国人が増えて
どんどん知名度が上がってきたのだとか。
いやはや、浅草観光連盟さん、すばらしい!

…とまあ、そんな感じで、
セミナーを聞いたり、
会場内を歩いたりしながら
いろいろ情報収集をしたのですが、
今回、驚いたのは、
旅情報のポータルサイトの多さです。

今回、訪日外国人向け観光案内
メディア紹介コーナーにあったのは
以下の10サイトの案内。

・Explorer Japan(日本航空)
・Gaijin Pot(ジープラスメディア)
・闺蜜网 Kimiss.com(ENJOY JAPAN)
・365ASAKUSA(イーウィルジャパン)
・Japan Travel(ジャパン・トラベル)
・JAL Guide to Japan(日本航空)
・99s(ホスピタブル)
・日本購物攻略(朝日新聞社)
・bond Japan(ボンド)
・MATCHA(MATCHA)

さまざまな企業や団体が、独自の情報サイトを作り
「うちのサイトが一番!」というふうに
競い合って宣伝をしているという印象があり
ちょっと引っかかりました。

個人的な感覚としては、
実際に英語で検索をした際に、
かなりの確率でヒットし、
しかも、使いやすいと感じるのは
です。(※上記コーナーには出展なし)

実際、観光客の皆さんとお話をすると
このサイトを印刷したものや
スクリーンショットを
持っている方がたくさんいます。

また、観光情報や日本文化、旅のコツなどを
とても丁寧にまとめているのが
です。

今、ポータルサイトが
どんどん増えているようですが、
いずれは自然淘汰され、
使い勝手のいいものが
残っていくんでしょうね。

訪日外国人の間で
どんなサイトがよく利用されているのか
今後も注目していきたいと思います。

会場内では、試食品や試飲品の
提供も行われていました。
宝酒造さんは、スパークリング日本酒の
試飲会を開催。


300mlというこの大きさは
お土産として魅力的なサイズですね。

そして、本日の戦利品がこちら♪


こちらのカップ麺(左と真ん中)、
なんとハラール食品の紹介のため
無料配布されていました。
ドン・キホーテなどで購入できるそうです。

また、HALAL MEDIA JAPANという
情報サイトの案内もありました。

特にレストラン検索サイトの
充実ぶりには感嘆!!

これは、通訳案内士としては
絶対に押さえておきたい情報です。
実際にお客様をお連れすることがなくても、
「こういうサイトがありますよ」ということを
お伝えできることはとても大事です。

今日、いくつかのセミナーに参加し、
会場内を歩き回って感じたのは、
情報が溢れすぎているということ。

必要な情報を手早く見つけ、
URLなどをサッと提示する力も
通訳案内士として大切なスキルに
なってくるのかもしれないなと
感じています。

<本日のおまけ>
今回、個人的にとっても気になったのは
農協観光さんのグリーンツーリズムです。
こういう収穫体験や文化体験のお手伝い、
ぜひ、やってみたいなぁ♪

2017年7月19日水曜日

英文を書く

皆さま、こんにちは。ねこです。
時間があるうちに連投しちゃいます。

最近、英文を書くことが増えました。
もともと、海外の友だちとの
メールやチャット、SNSなどで
英語を書いてはいたのですが
ビジネス用のサイトやブログに
英文を載せるとなると
そうそう気軽には書けません。

理想を言うなら、
毎回、英文を書き終えたあと、
文章スキルの高いネイティブを雇って
校正してもらうのがベストです。
(※企業が英語で何かを発信するなら、
絶対にそこをケチってはいけません。
また、ネイティブなら誰でもいい
というわけではないので、
そこも要注意です!)

しかし、通訳案内士として
仕事を始めたばかりの個人事業主が
ブログ投稿のたびに
ネイティブを雇うというのは
あまり現実的ではありません。

また、外国人の友だちに
「ちょっとこの英文読んで
おかしなところを修正して」
とお願いするのも、半年に1回ぐらいなら
いいかもしれませんが、
継続的に頼むのは失礼です。

どうしたものかなぁ…と
悩んでいたところ、いくつか
面白い解決方法が見つかりました。

Grammarly: Free Grammar Checker
https://www.grammarly.com/

こちらの公式YouTubeを見ていただくと
どんな感じに使うものなのか
よくわかるかと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=wOxVMRwLfjU


どんな人がどんな間違いをするのかを
ビックデータとして
収集されているとは思いますが
そもそも世の中に発信する内容なので
そこはあまり神経質にならないことにします。
(※Chromeの拡張機能で使う場合は、
Chrome上で機密事項を書かないように要注意)

そして、もう1つ、友だちから
面白い提案がありました。
それが、crowdsourcing

「ん? クラウド上で
アウトソーシングをするなら
cloudsourcingでしょ?」って?
いえいえ、この綴りでいいんです。

アルクの英辞郎には、
「無償または低額報酬を条件として、
不特定多数の人々に(インターネットを介して)
仕事を依頼すること」
という説明が書いてあります。

で、具体的に、どうするかというと
単に投稿の最後の部分に
「何か情報や文章の間違いを見つけたら
お知らせくださいね」と書いておく。
それだけ。

訂正歓迎ということを書いて
Facebookにも載せるようにすると
親切なお友達が
コメントしてくれたりするそうです。
(書いておかないと、
間違いに気づいても、
指摘しちゃ悪いかなと思って
遠慮する人が多いとのこと)

短い文章のチェックなら、Lang-8を
使うのもよさそうですね。
http://lang-8.com/

ねこ自身は、Lang-8を利用したことがないので
これまでブログで紹介していなかったのですが
以前、英会話の生徒さんが
オススメしてくださって、
なんとなくよさそうだなと思っていました。
試しそびれていたので
今度使ってみようと思っています。

英語で何かを発信するというは
なかなかハードルが高いものです。
世の中では、とても残念な印刷物やウェブサイト
看板や案内標識などもよく見かけます。

逆の立場から見ると
どんなふうに残念な感じなのかは、
今年1月4日の投稿をご覧ください。

ネイティブチェックの重要性
http://interesting-languages.blogspot.jp/2017/01/blog-post_4.html

SNSの投稿のように
どんどん消え去っていくものは
正確さよりも即時性優先でOK。
(とはいえ、程度はありますけどね)

逆に印刷物や看板などは、
必ず言語レベルの高いネイティブを雇って
恥ずかしくないものを
世の中に送り出していきましょう。

"wear"にご用心!

皆さま、こんにちは。
先日、浴衣について
英語でブログを書きました。

Where to buy a yukata
https://www.picturesque-japan.com/2017/07/11/where-to-buy-a-yukata/

アップロード前にアメリカ人の友達に
読んでもらえる機会があったのですが、
なんとそこで驚愕の事実が!

「簡単に着られる」という意味で
easy to wearという表現を使ったところ
これは「着心地がいい」という
意味になってしまうのだそうです。

例えば、It's not easy to wear a yukata.
と言った場合、
「着る作業が難しい」という意味にはならず
「着心地が悪い」という意味に。

さて、困りました。
「着る作業がなかなか難しい」というのは
一体どう表現すればいいのでしょう?

そこで登場するのがput onという言葉。
It's not easy to put on a yukata.と言えば、
「着る作業がなかなか難しいんですよ」という
意味になるとのこと。

そういえば、TOEICのリスニング対策で
そんな勉強をした記憶があります。
The man is wearing a jacket.
と言った場合、
「ジャケットを着た男性」という意味で、
「今、ジャケットを着ようとしている男性」
という意味にはならないというやつです。

Googleの画像検索でも
wearing a jacketの結果は
以下のとおり。
基本的に「すでに着ている状態」です。


putting on a jacketで検索すると
こんなふうになりました。


浴衣の話をする時、つい何も考えずに
It's a bit difficult to wear.
と言ってしまいそうなので
気をつけなくちゃなぁ…と
思ったねこなのでした。

2017年7月15日土曜日

ブログを書く理由

皆さま、こんにちは。ねこです。
なぜ、こうしてせっせと
ブログを書いているのか。
今日はその理由を
書いてみようと思います。

もともと、このブログを
始めたきっかけは、
英会話講師をしていたころ
生徒さんたちの質問に
きちんと回答する時間がなかったので
「あとでブログに詳しく書くから
それを見てちょうだいね」と言って
ちょこちょこと解説を
書いたことでした。

そして、ブログを始めたことで、
語学に対するアンテナが敏感になり
「あっ、これもネタになる!」と
いろいろなことに気づくようになり
それまでうやむやにしていた
文法や語法なども問題も、
きちんと調べるきっかけになりました。

それが楽しくて、2011年から
ちょこちょこと書き続けて
いるわけなのですが、
先日、翻訳フォーラム
「シンポジウム2017」に参加し、
あらためて日本語を書くことの
大切さを認識しました。

というのは、なんと、
翻訳作業だけを続けていると
日本語力が低下してしまうそうなのです!

日々、日本語でアウトプットしているのだから
そんなはずは…と思いますが、
最初から日本語で書く場合の語彙数と
英語から日本語に訳す際に使う語彙数には
差があるとのこと。

つまり、翻訳作業に慣れれば慣れるほど
自分にとっての「いつもの表現」のみで
日本語の文章を作ってしまいがちに
なるのだとか。

そのため、日本語力を
維持・向上するためには、
優れた日本語の文章を読んで
たくさんインプットをし、
そして、アウトプットをする練習を
繰り返す必要があるのだそうです。

というわけで、これからも、
せっせと日本語の文章修業を
続けていきたいと思います。

ところで、今日は
「映像翻訳フォーラム」に
参加してきます。
https://www.wiseinfinity-school.com/forum/
(この間のは「翻訳フォーラム」、
今回は「映像翻訳フォーラム」。
ちょっと紛らわしい?)

「今年、ファンからプロになる」
という副題がついているので、
映像翻訳者を目指す人を対象にした
セミナーという印象ですが、
業界の現状や、今、どんな翻訳者が
求められているのかを知るにあたり
最高の情報源でもあるのです。

また、翻訳者を目指していた
「あのころの気持ち」を
思い出すこともでき、
翻訳への愛も深まります(笑)

今日はどんなお話が聞けるでしょうか?
パネリストの中に、
お世話になっているエージェントの
担当者さんもいらっしゃるので
お目にかかるのが楽しみです。

2017年7月14日金曜日

日本橋で留学生気分を

皆さま、こんにちは。ねこです。
通訳案内士として活動を始めたことで
英語で文章を書く機会が増えました。

しかし、よくよく考えてみると、
大学以外で、英語のライティングを
正式に学んだ経験がありません。

そこで見つけたこんな講座。

`売りたいもの`の魅力を最大限に引き出し、伝えられる
超・実践型 英語コミュニケーション技法を学ぶ!
プロモーショナル・ライティング powered by GCAI
http://gcai.jp/step/promotionalwriting

これまでもさまざまな形で
お世話になっているGCAIなので、
内容の的確さと質の高さは確認済み!

GCAIを知らない人は、
こちらをご覧くださいね。

新種の学校が誕生!?(2015年9月の投稿)
http://interesting-languages.blogspot.jp/2015/09/blog-post.html

コミュニケーションを学ぶ(2015年9月の投稿)
http://interesting-languages.blogspot.jp/2015/09/blog-post_5.html
(※リンク先の講座内容は投稿当時のものです)

そりゃあ、受講料を払う時は、
ちょっぴり迷ったり悩んだりはしますよ。
だって、38,800円あったら、
大好きな松屋のねぎ塩豚カルビ丼が何杯…
(オイッ! 笑)

だけど、日本で、アメリカ人の
プロのライターさんから
直接指導を受けられる機会なんて
そうそうないですからね。
(英会話学校の英文添削とは
まったく違うレベルのお話です)

実際、アメリカまで行って、
航空運賃と宿泊代と受講料を払って
ビジネススクールで
この内容の講座を受けることを考えれば
ねぎ塩豚カルビ丼86杯ぐらい
どおってことないです!(←ホントか?)

講義言語が英語というのも
なんとも嬉しいですね。
ちょっぴりアメリカ留学気分も
味わえそうです。
そして、講師やクラスメートとの
出会いも楽しみ!

というわけで、来週の火曜日から
週1で計4回、日本橋で
学生やってきまーす。

ブログやホームページなどで
英文で情報を発信したい
特に通訳案内士の皆さま、
ぜひ、クラスメートになってくださいね♪

2017年7月13日木曜日

映画、そしてミュージカル

皆さま、こんにちは。ねこです。
昨日は映画とミュージカルの
ハシゴをしてきました。
(なんと贅沢な!)

映画は『約束の地、メンフィス
〜テイク・ミー・トゥー・ザ・リバー〜』。
http://www.curiouscope.jp/Memphissoul/


ミシシッピ・デルタの音楽を守り、
伝承しようという
レコーディング・プロジェクトを追った
ドキュメンタリーで、
ブッカー・T・ジョーンズや
といメイビス・ステイプルズといった
大御所ミュージシャンから、
スヌープ・ドッグやヨー・ガッティなどの
超人気アーティスト、
そして、音楽学校の学生に
なんと小学生ラッパーまで登場します。

音楽の力、温もり、感動を
いっぱいに詰め込んだこの映画、
私の好きな映画第1位の座を
奪い取るかもしれません。

普段は映画館でグッズを買ったり
しないのですが
この音楽だけは家に持ち帰りたいので
サントラも購入しました!




この作品、都内での上映は
新宿のK'sシネマのみで8月11日まで。
8月12日からは、横浜のシネマリンで上映します。

あとは、名古屋、大阪、京都での
上映があるようです。
http://www.curiouscope.jp/Memphissoul/theater.html

観客動員数によって
今後の上映スケジュールが
変わってくるかと思うので
ぜひ、皆さま、劇場に
足をお運びくださいませ。

こちらが予告編。
https://www.youtube.com/watch?v=qXAzSypUk5c


音楽好きな人には
必ず観てほしい珠玉の1本です!

さて、映画のあとは
渋谷に移動してミュージカル。


なんと、このミュージカルの
プログラムの表紙とP.4-5に
私が撮ったニューヨークの写真を
使っていただきました!!!

表紙 

赤いカバーを戻すとこんな感じ

裏表紙 

このページの背景の写真

おおっ、名前が入ってます!
これは何にも代え難い喜び!! 

P.15には写真の師匠の
Tak Tokiwaが書いた記事が。

そんなわけで、昨夜は
公演初日にご招待いただき
普段はなかなか座れないような席で鑑賞。

オーケストラの生演奏と
舞台上の役者さんが織りなす芸術を
堪能させていただきました。

こちらの公演は7月30日まで。
渋谷ヒカリエ11階から上に広がる
シアターオーブの空間も
非日常的でオススメです。

ところでミュージカルの日本公演では
ステージ両袖に字幕が出るんですね。
話者が1人の時はカギカッコなし、
複数の話者のセリフは
それぞれ「     」で括られて表示されます。

その場で演じているので、当然、
字幕は誰かが手作業で
1枚1枚ボタンか何かを押して
表示を切り替えているはず。

歌の部分はリズムどおりに
トントンと押せばいいけれど
しばらく間があってセリフが出る場合は
役者さんの呼吸を読みつつ
音が出た瞬間にできるだけ素早く
ボタンを押さなくては
いけないわけですよね。
いやぁ、頭が下がります!

そんなわけで、昨日は
姿の見えない字幕担当者さんにも
思いを馳せながら、
ミュージカルを楽しんできました。


<本日のおまけ>
ところで、この表紙の写真、
OLYMPUS XZ-1というコンデジで
撮りました。
こんなステキな色合いの写真も撮れます。



せっかくなので、
OLYMPUSさんにも
連絡してみようかなぁ…。

XZ-1を作ってくださった開発者さん、
本当にありがとう!!

2017年7月8日土曜日

ゲージ? ケージ?

皆さま、こんにちは。ねこです。
これ、何て呼んでいますか?


ージ? ージ

英語で書くと cage なので
ージという表記が正解です。

ージと言ってしまった場合、
英語では gauge に聞こえるので
「測定基準」「測定機器」
「レールの軌間」「編み物の目数」
などの意味になってしまいます。

ただ、残念ながら、ゲージという表現も
かなりの頻度で誤用されているようで、
通販サイトなどでは
ージの他に、ージという言葉でも
検索にヒットするようにしていたり、
実際に両方表記しているところも
ありました。


思いっきり間違えた表記で
掲載している会社も(笑)
チェックを担当する人が
かなりの老眼なのかもしれません。
温かく見守ることにしましょう。
とりあえず、通じればいいのです。

ただ、英語で話す時は、
/g/の音で発音すると通じないので
必ず/k/の音で発音してくださいね。

ところで、子猫時代に買ったこのケージ、
中に入れると、ものすごい声で
「ああお~~~~ん」と絶叫するので
結局、ほとんど使いませんでしたとさ(笑)

2017年7月7日金曜日

Google Maps

皆さま、こんにちは。ねこです。
今日、すごいことに
気づいてしまいました。

なんと、Googleマップって、
英語ではGoogle Maps
複数形だったんですね!!(驚)

じゃあ、なんでGoogle Books
日本語でもGoogleブックなんだぁ???
とツッコミを入れたいところですが、
「なんちゃらブックス」という表現は
なじみのある表現になっているので
「ブックス」にしたんでしょうねぇ。

逆にうっかりsをつけてしまいがちなのが、
T-shirtという単語。
Tシャと言ってしまうと、
複数形になっちゃうんですよね。

a T-shirt /ア ティー シャー(ト)/
two T-shirts /トゥー ティーシャー/

カタカナでは正確な音は表せませんが
ざっくり言うとこんな感じです。

そんなわけで、くれぐれも、
I bought a T-shirts.
と言わないように
ご注意くださいね(笑)

2017年7月6日木曜日

ガイド料金についての考察

皆さま、こんにちは。ねこです。
書きたいことだらけで、
ネタ帳がパンクしそうです。
(もっと、小まめに更新します、はい)

さて、今日は通訳ガイドの
料金についてのお話。

さまざまな団体がありますが
1日あたりの料金は
おおよそ25,000円から30,000円
といった感じのようです。

全日本通訳案内士連盟(JFG)
http://jfg.jp/

日本観光通訳協会(JGA)
http://www.jga21c.or.jp/guide_search.html

日本文化体験交流塾(IJCEE)
http://ijcee.com/taiken/walk/guide_service.html

実は少し前まで、この料金について、
自分の中で戸惑いがありました。

例えば、20人のツアーで、
ガイド料が30,000円なら
1人あたりの料金は1,500円。
まあ、かなり格安という印象です。

しかし、ご夫婦やご家族3~4人で、
30,000円以上の料金を払って
ガイドを雇う方たちもいらっしゃいます。

30,000円あったら、
松屋のネギ塩豚カルビ丼を66杯も
食べられるので(←オイッ)
私は最初、この金額に動揺していました。

しかし、ニューヨークの72丁目で暮らす
超富裕層の友人(旅好きのおばあちゃま)に
話を聞いたところ、
「自分に合った快適な旅をするためには
30,000円のガイド料は、決して高くないわ」とのこと。

そっか。

個人でガイドを雇うということは、
好きなタイミングで好きなものを見て
とても快適な一日を過ごせるということ。

つまり裏を返せば、私たちガイドが
FIT(foreign individual tourist)に
提供すべきは、ご希望に沿った
フレキシブルで快適な観光サービス
ということになります。

「今日のお客様は
何を求めていらっしゃるのか」

常にそれを敏感に察知し、
「本当にいい一日だった」
と言っていただけるガイディングを
目指していきたいと思います。

どういう気配りをしているかは、
4月に書いた「ガイドの持ち物」という記事を
ご参照くださいね。
http://interesting-languages.blogspot.jp/2017/04/blog-post_27.html

ちなみに、金額について
迷いがあったのには、
もう1つ理由がありまして、
それは、海外の友人の存在です。

ネギ塩豚カルビ丼を
大絶賛してくれるような
いわゆる一般庶民の友人たちに
この金額を見せたら
どう思われるだろう…
という不安がありました。

また、頻繁にガイドの仕事をするようになったら
友達が来日したときに
一緒に都内観光をしながら、内心、
「あーあ、今日はタダか…」と
思ってしまうようになるのではないか
という不安もありました。

なので、思い切って自分の中で
ルールを決めました。

「友達は無料でガイドする」

ただし、下見はしません。
電車は何両目に乗ると乗り換えがしやすいかとか
どちら側のドアが開くかとか
降りたら、どっち方向に歩きだすかなどの
入念なチェックも省きます。
行き慣れていない場所なら、
「ええと、ちょっと待ってね」と言って
地図をくるくる回すかもしれません(笑)
あくまでも「友達と遊ぶ」というスタンスで
リラックスした時間を共有します。

実はもっと難しいのは
友達の友達をどうするか
という問題なのですが、
それは追い追い考えていこうと思います。
仮に「50%オフ」にしたところで
1人とか2人で、15,000円は
庶民にとってはちょっと高いものね。

友達の友達の場合は、
無料で観光の相談に乗って、
あとは、タイミングが合えば、
都内で一緒に食事をするとか
そんな感じかしらねぇ…。

そうそう、月に1回、
ボランティアガイドをしようと
思っています。
(※暑いので7~9月を除く)

なので、友達の友達には
それを利用してもらえば
いいかもしれませんね。

業界の適正価格を維持しつつ、
庶民のお財布にも優しい、
そんなフレキシブルな通訳案内士を
目指していきたいと思います!

先日、通訳案内士として情報を発信する
Picturesque Japanという
ホームページを作りました!
http://pict-japan.com/


picturesque 〔形容詞〕
絵のように美しい
心地良い、魅力あふれる
生き生きした、目に浮かぶような

ツアー中、写真を撮るサービスも提供するので
pictureという単語のニュアンスも含めています。

庶民から富裕層まで、
それぞれに合った形で
みんなをハッピーにできるガイドに
なりたいなぁ。


<参考情報>
今回、ホームページ作成にあたり、
中津山経営コンサルティングの
中津山先生のお力をお借りしました。
https://www.nakatsuyama.biz/

個人の技術レベルに合ったサイト構築方法を
提案してくださいますし、
市や県などの中小企業支援制度を利用して
アドバイスを受ける方法なども
丁寧に教えてくださいます。

通訳案内士の方も、それ以外の業種の方も、
ホームページ制作を検討中でしたら
ぜひ、問い合わせをしてみてくださいね。